新潟県長岡に来ています。三島億二郎の足跡をたどるため。長岡といえば、河井継之助と山本五十六が有名ですが、三島は、越後長岡藩士で長岡の復興と近代化に尽力した事業家であり政治家。長岡のまちづくりに貢献した一人として、長岡では知らない人がいないといわれる名士です。ところがなぜか、地元以外では知られていないんですね。そこで、その知られざる巨人を訪ねて長岡にやってきたわけですが、さすが地元です。三島億二郎はとてもよく知られていました。地方には、そういう人がたくさんいるものです。まち歩きが大好きな僕は、「人」を入り口に、そのまちの最深部へ向かいます。ヒト、モノ、コトを訪ねる旅。『談』でも、いずれこうしたフィールドワークものに挑戦したいと思っています。思想を深めるためには、地に足がついた探求が絶対必要ですね。