『談』no.93号特集 他者の他者としての〈自分〉……アンドロイド、人工ボディ、ワキ
これまでのロボットが、機能と効率と安全を重視してきたのに対して、これからのロボットに求められる要件は見かけではないか。そうした仮説に基づいてアンドロイドはつくられました。だが、その過程で浮かび上がってきたことは、そもそも見かけとは何か、それははたして人間らしさのことなのかという疑問でした。
アンドロイドはどこまで人間に近づくことができるのか。どうしても人間になれないものがあるとしたら、それは何か。ロボットと人間を分かつものを探ること、それこそがロボット研究の意味ではないか。ロボット研究とは、いうなれば人間とは何かという人間そのものへの研究、つまり哲学だったのです!
人間研究としてのロボット、アンドロイドの追究。人工物=ロボットと人間の境界で見えてくるものとは……。
今号は、ロボット研究を中心に、人工ボディ、能の世界から、人間らしさ、自分らしさ、らしさそのものについて、考察します。
◎最期に人間に残るもの、人こそが人を映し出す鏡
石黒浩
◎〈対談〉「からだ」の復元……自分らしさを求めて
福島有佳子×山下柚実
◎ワキ……人生の深淵を旅する者
安田登
表紙 高津戸優子
これまでのロボットが、機能と効率と安全を重視してきたのに対して、これからのロボットに求められる要件は見かけではないか。そうした仮説に基づいてアンドロイドはつくられました。だが、その過程で浮かび上がってきたことは、そもそも見かけとは何か、それははたして人間らしさのことなのかという疑問でした。
アンドロイドはどこまで人間に近づくことができるのか。どうしても人間になれないものがあるとしたら、それは何か。ロボットと人間を分かつものを探ること、それこそがロボット研究の意味ではないか。ロボット研究とは、いうなれば人間とは何かという人間そのものへの研究、つまり哲学だったのです!
人間研究としてのロボット、アンドロイドの追究。人工物=ロボットと人間の境界で見えてくるものとは……。
今号は、ロボット研究を中心に、人工ボディ、能の世界から、人間らしさ、自分らしさ、らしさそのものについて、考察します。
◎最期に人間に残るもの、人こそが人を映し出す鏡
石黒浩
◎〈対談〉「からだ」の復元……自分らしさを求めて
福島有佳子×山下柚実
◎ワキ……人生の深淵を旅する者
安田登
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