『大森荘蔵セレクション』(平凡社)が発行になりました。科学の哲学に決定的な影響を与えた「ことだま論…ことばと〈もの-ごと〉」、「知覚風景と科学的世界像」、脳科学の陥穽を鋭く突いた「夢見る脳、夢見られる脳」、時間の謎に肉薄した「時は流れず…時間と運動の無縁」などを収録。帯にあるように大森哲学入門の最良のアンソロジーになっています。そして、何より表紙に注目! 鈴木理策さん撮影のこのポートレイト、じつは『談』no.54号「唯[脳-身]論」で、養老孟司氏との対談中に撮影されたものです。今となっては貴重な1枚です。なお、巻末に掲載された編者・飯田隆氏、丹治信春氏、野家啓一氏、野矢茂樹氏の解説座談会が面白い。

大森荘蔵セレクション (平凡社ライブラリー)
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