聖夜前日のイベントのお知らせです。
6月に行われた「群島-世界論」の音響編「楽空墨」の第2回。
今福龍太さんよりメッセージ。
「お時間あれば、おいしいワインとともに、皆様にお会いできれば幸いです」

詳細は ↓ sound cafe dzumi informationより

「クレオールの響き、あるいは高度必需」 (もっとも詩的なもの)

出演:今福龍太(人類学・批評家)× 星埜守之(カリブ海圏フランス語文学)

音=声による出演:
マルティニック<エドゥアール・グリッサン、ジャック・クルシル、アンリ・ゲドンetc.>
ジャマイカ<オク・オヌオラ、リントン・クウェシ・ジョンソンetc.>
キューバ<ニコラス・ギリェン、エリアデス・オチョアetc.>
ブラジル<ヴィニシウス・ジ・モラエスetc.>・・・

日時:2010年12月23日(水・祝日)開場15:00 開演15:30~17:30
会場:吉祥寺サウンド・カフェ・ズミ Tel:0422-72-7822
料金:一般¥2,500-/学生¥2,000-(1ドリンク付)

予約先:event@dzumi.jp
件名「楽空墨12/23」、本文「氏名、人数、電話番号」をメールにてご連絡下さい。
   会場スペースの関係上、先着20名とさせていただきます。
   吉祥寺Sound Cafe dzumi
   武蔵野市御殿山1-2-3 キヨノビル7F Tel:0422-72-7822

2010年6月16日、ジェイムス・ジョイス『ユリシーズ』の日に合わせてはじまった「楽空墨=LaKouZumi」(クレオール語で地霊を目覚めさせる場所LaKouZemiから命名)。音と声による即興的で自由な集いにとって最適な空間、吉祥寺のサウンド・カフェ・ズミで、「群島-世界論」のヴィジョンを音響によって演奏・演出するLaKouZumiの第2回を開催します。
今回は、カリブ海の口誦世界の広がりを音楽と声と朗読で聞く夕べ。その音と音のあいだを、ホスト・今福龍太とゲスト・星埜守之の即興的な対話が、思索の織物を編み上げていきます。
集いの背後に一つの思想的な横糸を忍ばせました。マルティニックの詩人エドワール・グリッサンによるマニュフェスト「高度必需」Haute Necessiteの思想です。これは、昨年のグアドループ、マルティニック労働者の対フランス政府へのゼネストを擁護しながら、「最低必需品」によって保証されるだけの世俗的生活を、「高度必需」を求める詩的な倫理へと高めていこうとする刺激的な文化運動です。高度必需とは、散文的な経済論理を越えて、もっと詩的なものによって生きることの宣言です。
「クレオールの響き、あるいは高度必需」 (もっとも詩的なもの)