作家の島村菜津さんと打ち合わせ。イタリア・トスカーナ州のグレーヴェ・イン・キアンティ町長のパオロ・サトゥルニーニさんが提唱した「スローシティ運動」。「スローフード運動」を母体に、美しい村、町の環境づくりへと発展しつつある「スローシティ運動」について、その現状に詳しい島村さんに原稿をお願いしようと思ったのだ。ところが、島村さん、顔を合わすなり、「イタリアもいいけれど、韓国はどうかしら?」じつは、今、韓国がすごいことになっているというのである。
「スローシティ国際連盟」がアジアではじめて韓国の4地域を「スローシティ」に認定。それをきっかけに盛り上がり、今や、国を上げての運動にまで発展しそうな勢いだという。この4地域、いずれも韓国の南部の人口5000人未満の小さな町というところが面白い。島村さんから、その一つ新安(シンアン)・曾島(チュンド)面がつくったパンフレットを見せてもらった。伝統的な日干し塩田が盛んな地域で、それを観光客に見せ、その塩を使った韓国の伝統料理を味わうというプランが紹介されていた。まさに韓国版地産地消だ。実際に島村さんも何度か行って、韓国の料理を堪能してきたという。じつはこのいずれの地域も韓国内ではまだあまり知られていない場所らしい。だからこそなのか、いわゆる鼻の利く外国人観光者たちからは、隠れ家的な場所としてすでに十分な人気を集めているというから驚きだ。日本ではやっとその言葉をちらほら聞くようになった「スローシティ運動」だが、おとなりの国では、それを海外にまで目を向けて、新たな観光資源にしようと画策中だ。
ネタ的には断然こっちの方が面白い。当然ですが、島村さんには、韓国のスローシティ運動というテーマでご寄稿いただくことになりました。『city&life』no.93号に掲載予定。
「スローシティ国際連盟」がアジアではじめて韓国の4地域を「スローシティ」に認定。それをきっかけに盛り上がり、今や、国を上げての運動にまで発展しそうな勢いだという。この4地域、いずれも韓国の南部の人口5000人未満の小さな町というところが面白い。島村さんから、その一つ新安(シンアン)・曾島(チュンド)面がつくったパンフレットを見せてもらった。伝統的な日干し塩田が盛んな地域で、それを観光客に見せ、その塩を使った韓国の伝統料理を味わうというプランが紹介されていた。まさに韓国版地産地消だ。実際に島村さんも何度か行って、韓国の料理を堪能してきたという。じつはこのいずれの地域も韓国内ではまだあまり知られていない場所らしい。だからこそなのか、いわゆる鼻の利く外国人観光者たちからは、隠れ家的な場所としてすでに十分な人気を集めているというから驚きだ。日本ではやっとその言葉をちらほら聞くようになった「スローシティ運動」だが、おとなりの国では、それを海外にまで目を向けて、新たな観光資源にしようと画策中だ。
ネタ的には断然こっちの方が面白い。当然ですが、島村さんには、韓国のスローシティ運動というテーマでご寄稿いただくことになりました。『city&life』no.93号に掲載予定。
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