香山リカさんから『精神科医ミツルの妄想気分』(講談社)、『女はみんな「うつ」になる』(中央法規)の2冊を贈呈していただきました。前者は、「香山リカ初の小説!」と帯にドカ〜ンと記されていますが、確か2002年に『えんじぇる』という長編小説を出されたはず。まぁ、それはどうでもいいことで、なんといっても本書は単純におもろい。半自伝的小説だそうですが、これ完全に自伝じゃないですか。全編くすくくす笑いっぱなしでしたよ、僕は。後者は、香山さんが治療にあたっている「女性専用外来」の経験を通して、女性ならではの「うつ」の問題をあつかったもの。今、どこへいっても「草食系の男性が多い中で、女性だけは元気だね」という声ばかり。しかし、そんな女性たち、ホンネを聞けば、今を「生きやすい」なんてぜんぜん思っていないのです。そんなプチうつなどのこころの問題を抱える女性たちへのメッセージ。

精神科医ミツルの妄想気分
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女はみんな「うつ」になる (シリーズCura)
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