東京大学生産技術研究所教授・渡辺正さんは言います。「酸性食品/アルカリ性食品というのがあるでしょう。この概念も用語も日本にしかないんです。科学的根拠はゼロ。そもそも大正時代に阪大の医学部の某教授が学会の口頭で行った発表で「うなぎに大根おろしをしこたま食わせたら血液が酸性に傾いてうなぎがおかしくなった」と言ったんですが、それが発端(笑)。だいだい血液のpHは7.40±0.02。7.20になったら昏睡状態になっちゃうくらいですから、食べもので体内のpHがかわるなんてことは絶対にありえないことなんです。なのに、そんな80年前の発表が生き続けているわけです。血液がドロドロ/サラサラは本当かって? そんなのあるわけないじゃないですか」どうも、わが国には、健康絡みのウソ、デタラメがまかり通っているようです。
この発言を含む帝塚山大学心理福祉学部教授・中谷内一也さんとの対談「なぜ人々はゼロリスクを願うのか」が、『TASC monthly』にいずれ収録しますが、今回はそのブレビュー。
この発言を含む帝塚山大学心理福祉学部教授・中谷内一也さんとの対談「なぜ人々はゼロリスクを願うのか」が、『TASC monthly』にいずれ収録しますが、今回はそのブレビュー。
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