福山駅で初めて下車。駅前に城が建っている。昼食。魚の切り身が三切れ並んでいるというのは珍しい。
タクシーで鞆の浦へ。まず、路地の階段を上って圓福寺・大可島城跡。猫がたくさんいる。ミケ、シバトラ、黒白など。みんな愛想がいい。寄ってきては、すりすりする。ワンちゃんも数匹。芭蕉の句碑。
「鞆まちづくり工房」を探すがわからないので、「御船宿いろは」へ。NPO法人鞆まちづくり工房代表理事の松居秀子さんにinterview。埋め立て架橋反対派のリーダ格のお一人だ。途中で、カメラマンの伊奈英次さんと僕は撮影に。空き家再生プロジェクトの物件を片端から撮る。
鞆の寺町通りから明円寺、「さらすわてい」と「茶房セレーノ」と眺めのいい場所を眺めのいい場所から撮影。鞆の小魚通り。屋台のおばちゃんが、箱から取り出したシャコをむいて食べさせてくれた。塩茹でしただけだと思うけれどこれがむちゃくちゃ美味い。「明日会に来るよ」といったら、「明日のことは知らん」とつれない返事。
「村上パン」と船のメンテナンスの場「焚場」跡を見る。安全パトロールのおじさんに、目の前の県道の渋滞の話を聞く。片側一車線のこの細い道路が県道で、鞆の浦を通過するには、この道を通る以外にない。16時だというのにすでに数台が渋滞に巻き込まれている。夏休みになるともっとひどいらしい。埋め立て架橋推進派の言い分も理解できる。
いろは丸展示場前で編集部の斎藤夕子さんと合流。再び町を散策。保命店「保命酒屋」のかわいい店員さん。試飲させてもらい、保命酒の梅と杏の二種類セットを買う。ホテルに帰ってチェックイン。大浴場に入る。ここは温泉なのだ。
18時半に食事どころ「おてぴ」へ。居酒屋風食堂といったところ。奥の座敷には、地元の人たちが宴会中。定食もあるけれど、カウンター前にずらっと並んだおばんざい。それをそれぞれ取っていただく。2,30種類はあったと思うが、すべてを食べ尽くす。おそらく2級酒だと思うが燗酒が異常に美味い。三人で一升瓶を開けてしまった。帰りがけに訊ねると、、おかみさんも推進派。この地域はまだ下水道が完備していない。埋め立て架橋は、下水道整備事業と抱き合わせになっているとのこと。だからはやく着工してほしいと力説された。
すっかり酔っぱらう。ホテルに帰って部屋でテレビをつける。さあ「ありふれた奇跡」を見ようと思うが早いか爆睡。気がつくととうの昔に終わっていた。
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