原稿の執筆に入る前に、もう一度いくつかの一般向けのテキストと二つの論文に目を通す。ところが、もう一つの方は、まだ読んでいなくて、いざ読み始めると、ざっくりある。しかも、繰り返しが多いわりに、飛ばして読めない仕立てになっている。昼食と夕食を挟んで、やっと読み終えたが、はたして原稿に役立てることができるのか。疑問。時間をムダにしてしまったわけではないだろうと、自分を励ます。←これを読んでなんのこっちゃ、と思われる人も多いかと思いますが、原稿をどの段階で書き始めるかというのは、じつは最大の問題といってもいいことだといいたいわけです。論文でもインタビュー原稿でも同じだ思いますが、とくに資料ものの場合、ほとんど毎回この問題に直面します。