本日の『city&life』の企画委員会のために、資料に目を通す。企画会議の提案は、ディテールへのこだわりがポイント。しかし、あまりマニアックすぎてもいけない。その度合いがむつかしい。16時から企画委員会。「都市彩譜」「〈美しい町と村〉で変わる都市」の二案を提案する。「都市彩譜」(「まちのいろどりのふ」と読みます)は、経済企画省の「知的資産経営」をまちづくりに活かそうというもの。「崖の上のポニョ」で宮崎駿監督が構想を練った場所としてすっかり有名になった鞆の浦や門司港レトロ地区を取材しようという企画。一方の、「〈美しい町と村〉で変わる都市」は、日本で最も美しい村連合に加盟している北海道美瑛町、長野県大鹿村などを紹介するもの。大鹿村は、一度途絶えた大鹿歌舞伎を復活させて村を再生させたところ。そのきっかけになったのがこの村歌舞伎を題材にした映画「Beauty」の上映だが、この映画のプロデューサーが親友の桑山和之さんだった。そんな縁もあって、個性豊かな「村」の存在を知ってもらおうというのが今回の意図である。〈美しい町と村〉は、すんなり通ったが、彩譜と知的資産がどう結びつくかわからないという指摘が企画委員からでる。もっともな意見である。若干手直しすることになった。とはいえ、二つとも承認される。これで、3月と6月までの2号分の特集が動き出す。『談』も同じ間隔で企画が進行する。来年も忙しくなりそうだ。