JTへ。いつもの調子でエレベータホールに入ると、突然、ガードマンに呼び止められる。所属と名前を聞かれる。いったいどうなっているのか慌てる。22階の総合受付の自動ドアが開くと、ここにもガードマン。再び同じことを聞かれる。おいおい、僕は犯罪者か。今日は、担当者と打ち合わせに来ただけなのに。もともと、JTビルは、セキュリティに関しては、異常なほど寛容だった。誰でも、スイスイ入れた。逆に、いくらなんでも、それ危なくないかと心配していたくらい。だから、この豹変振りには驚いたのだが、どうやら、僕の心配どおり、不審な侵入者があって、それ以来セキュリティを強化したのだという。でも、ほんとうは、どこのビルもこんなもんですけどね。逆に、「安心・安全」なんて誰も言わなかった時代が思い出されて、ちょっと考えさせられました。