13時30分にエスタシオンカフェで大島幹雄さんと打ち合わせ。岡本所長と一緒。『虚業成れり…「呼び屋」神彰の生涯』がめっぽう面白く、その著者である大島さんに、ぜひ原稿をお願いしたいと思い、今回の面会が実現した。

大島さんの本職は、プロデューサー、とくにサーカスの呼び屋さんとして活躍されている。たぶんサーカスの関係者はタバコ吸いが多くて、ご本人も吸うのではと思っていたら、ズバリ的中。なかでも空中ブランコの人たち、特にロシア人の場合、大島さん曰く7割はタバコ吸いとのこと。それも、スポーツからの転向者に多い。

今タスポになってしまって、とても困っている。連中がたばこを買うためにタスポを貸してほしいと、ホテルの部屋のドアをたたくからだというのだ。どうしてそんなに喫煙率が高いのか。たぶんストレスのせいだろうという。持久力を競うスポーツと違ってブランコの場合は、正味5分くらいだし、身体へのダメージは感じられないからではないかという。

今回お願いする原稿も、そんなタバコ吸いとの交流録になるのではないかと思う。帰り際『THE ART TIMES』のインド魔術特集と石巻若宮丸漂流民の会会報「ナジェージダ」を贈呈していただく。大島さんは、小さいけれどピリッと光る活字メディアのパブリッシャーでもあるのだ。