グローバル経済は、サプライムローンの破綻と原油高が金融不安を引き起し、世界をますます渾沌へと導こうとしているが、逆に空前の大景気に湧いている地域もある。鉄鉱石市場の沸騰で未曾有の富をあげているオーストラリア。長い間価格決定権をにぎっていた日本が、建設好況に沸く中国にそれを譲りわたしたことで、鉄鉱石の価格は一挙に3倍に高騰した。オーストラリアは長い不況から立ち直りいまやバブルを謳歌しようとしている。今、国民の4人に一人が、プレジャーボートの所有者だという。グローバル経済は、世界経済の構図を塗り変えようとしている。ある経済学者は、科学革命以来のパラダイムシフトが起こっていると指摘する。次のロンドン・オリンビック、次の次のオリンピック(ぜひリオデジャネイロでやってほしい)が開催される頃には、世界はまったく異なった姿を見せているかもしれない。
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