副都心線で北参道へ。『超合法建築図鑑』の著者で建築家の吉村靖孝さんをインタビュー。千駄ケ谷2丁目付近は、コンクリート打ちっ放しのビルが多い。デザイナーやクリエイターの事務所もなんだか多そう。というのも、オシャレさん系の飲食店がいくつもあるから。目的の事務所も同じオシャレビル。出てこられた吉村さんもオシャレな方でした。
街でみかける建物の中には、なんでこんな形してんだ? どうしてこんなところに大きな穴あけんの? 同じ店なのになぜビルを二つに割るか? キリンさんの形にしなきゃならない必然性は? 、と首をかしげざるを得なくなるものがけっこうあるでしょう。じつは、これらの物件、ウケねらいやデザインでやっているわけではないんです。建築法規を頑なに守ったために生まれた形なのです。だから超合法建築、僕に言わせれば建築の順法闘争、法律誉め殺し物件なのです。『超合法建築図鑑』は、都内に存在するこうした77の超合法建築を、法的な補助線を書き入れることにより図解した本邦初の超合法建築物件集です。今日は、その著者に直接お会いして、どうしてこんな面白い本をつくろうと思ったのか聞きたくて、お訪ねしたというわけです。
さて、インタビューの内容は……、9月末発行予定の『 city&life』no.89に掲載しますので、そっちを買って読んでくださいね。
超合法建築図鑑 (建築文化シナジー)