青土社(というか編集に関わった郡淳一郎さん)から『足穂拾遺物語』を贈呈いただく。
これは凄い!! 凄すぎです!! 稲垣足穂の新発見文章101編+αに、解題・校異700枚(400字詰)を付した総ページ数456ページという、空前絶後、古今未曾有の快挙、といってもまだ言い足りない今世紀最大の出版企画です。
初出媒体に発表されて以来、これまで著書・選集・全集に一度も収録されたことがなく、しかも、それらの「作品年譜」「初出一覧」「解題」で言及されたこともなかったという、まさに幻の文章ばかりを集めたもの。筑摩書房版『稲垣足穂全集』と雑誌『ユリイカ増刊 総特集稲垣足穂』所収の「新発見作品10編」と合わせると、既発見の足穂作品は全て網羅されるというのです。
『遊』で松岡正剛さんから、また学研発行の『FAIR LADY』で柳生弦一郎さんから、『ゆでめん』で松本隆さんから、足穂という名前を聞き、出会ってから早35年が経ちました。爾来、足穂は僕の永遠の遠國であり夢そのものです。しかし、僕の足穂は、現代思潮社版『稲垣足穂大全』が全てでした。もちろんその後刊行されたあまたの選集、コレクション、単著書、対談集、雑誌特集、また論者による足穂論は集めていますが、その理念・思想において、この大全に勝るものはないと長い間思っていたのです。そんな僕にとってまさに青天の霹靂ともなったのが『ユリイカ増刊 総特集稲垣足穂』でした。そして、この『足穂拾遺物語』。さらにそれをはるかに上回る超サプライズな一冊となりました。
魔術的ともいえる編集の妙には感動の二字しか思い浮かびませんが、『ユリイカ』と同じ羽良多平吉さんのデザインワークが飛び抜けています。かっこいいを通り越して、もはや神々しささえ感じられます。
何はともあれ、みなさんぜひ買いましょう。一家に一冊あって当然という聖書にも匹敵する一冊であることは間違いありません。
なお、本書刊行を記念してイベントが開催されます。関西方面にお住まいの方、ぜひぜひ足を運んでくださいな。
「TAROUPHO LIVRE FRAGMENT」
「稲垣足穂になるのです」
足穂拾遺物語
これは凄い!! 凄すぎです!! 稲垣足穂の新発見文章101編+αに、解題・校異700枚(400字詰)を付した総ページ数456ページという、空前絶後、古今未曾有の快挙、といってもまだ言い足りない今世紀最大の出版企画です。
初出媒体に発表されて以来、これまで著書・選集・全集に一度も収録されたことがなく、しかも、それらの「作品年譜」「初出一覧」「解題」で言及されたこともなかったという、まさに幻の文章ばかりを集めたもの。筑摩書房版『稲垣足穂全集』と雑誌『ユリイカ増刊 総特集稲垣足穂』所収の「新発見作品10編」と合わせると、既発見の足穂作品は全て網羅されるというのです。
『遊』で松岡正剛さんから、また学研発行の『FAIR LADY』で柳生弦一郎さんから、『ゆでめん』で松本隆さんから、足穂という名前を聞き、出会ってから早35年が経ちました。爾来、足穂は僕の永遠の遠國であり夢そのものです。しかし、僕の足穂は、現代思潮社版『稲垣足穂大全』が全てでした。もちろんその後刊行されたあまたの選集、コレクション、単著書、対談集、雑誌特集、また論者による足穂論は集めていますが、その理念・思想において、この大全に勝るものはないと長い間思っていたのです。そんな僕にとってまさに青天の霹靂ともなったのが『ユリイカ増刊 総特集稲垣足穂』でした。そして、この『足穂拾遺物語』。さらにそれをはるかに上回る超サプライズな一冊となりました。
魔術的ともいえる編集の妙には感動の二字しか思い浮かびませんが、『ユリイカ』と同じ羽良多平吉さんのデザインワークが飛び抜けています。かっこいいを通り越して、もはや神々しささえ感じられます。
何はともあれ、みなさんぜひ買いましょう。一家に一冊あって当然という聖書にも匹敵する一冊であることは間違いありません。
なお、本書刊行を記念してイベントが開催されます。関西方面にお住まいの方、ぜひぜひ足を運んでくださいな。
「TAROUPHO LIVRE FRAGMENT」
「稲垣足穂になるのです」

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