細密画の鶴岡政明さんからご著書『イラスト図解 造林・育林・保護』『イラスト図解 林業機械・道具と安全衛生』を贈呈いただきました。鶴岡さんには、80、90年代と『談』の表紙を担当していただいた。「新日本風景論」と題したその企画は、志賀重昴の向こうを張って、あくまでも地理学的視点で日本の風景に迫ろうとしたもの。ぼくの中で「風土」というのがテーマになっていて、自然科学と民俗誌を一体化させたようなものをやりたくて彼にお願いしたのでした。最後の数回は、鶴岡さんに細密だけでなくテキストもお願いして、それはそれはいい企画だったのですよ。個人的には「浜岡の砂丘」「奥入瀬渓谷」「屋久杉」あたりがベスト3と思っていますが、砂、霧、瀑布が大気と一体化した環境世界を見事に描き切っています。地形、気候、生活を構成する風景=風土を細密で描かせたら、たぶんこの人の右に出るものはいないと思います。
その鶴岡さんが手がけた林業大全ともいえるものがついに登場。「森林土壌」、「枝打ち」といった直球ものにまじって、「チェンソー」、「ワイヤーロープの種類」、「ヤマビル」対策といった項目もあって、まさに林業のエンサイクロペディアになってます。細密画は言うまでもありませんが、テキストがいい。鶴岡さんて、じつは昔からちょっぴりヘンなところがある人でしたが、そのちょっぴりの部分がトッピングになっていて、うんとこさオモロイものにものになっている感じ。もちろん、ぼくのように林業のリの字も知らない人間でも面白く読めますよ。そういえば、細密画にもこのちょっぴりヘンが、けっこう隠し味になっているのかも。
イラスト図解 造林・育林・保護
イラスト図解 林業機械・道具と安全衛生
その鶴岡さんが手がけた林業大全ともいえるものがついに登場。「森林土壌」、「枝打ち」といった直球ものにまじって、「チェンソー」、「ワイヤーロープの種類」、「ヤマビル」対策といった項目もあって、まさに林業のエンサイクロペディアになってます。細密画は言うまでもありませんが、テキストがいい。鶴岡さんて、じつは昔からちょっぴりヘンなところがある人でしたが、そのちょっぴりの部分がトッピングになっていて、うんとこさオモロイものにものになっている感じ。もちろん、ぼくのように林業のリの字も知らない人間でも面白く読めますよ。そういえば、細密画にもこのちょっぴりヘンが、けっこう隠し味になっているのかも。
イラスト図解 造林・育林・保護
イラスト図解 林業機械・道具と安全衛生
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