KPO(キリンプラザ大阪)の20年のあゆみを「新日曜美術館」が特集したので見る。始めの方で、白桃房の公演のビデオが流れた。90年にこの公演と一緒にシンポジウムや写真展をやったのを思い出す。メディア・アーキテクトという肩書きで全体のディレクションとシンポでは司会もやった。放送では、その公演の様子がちょっと流れた後は、KPOアワードを中心に、第1回受賞者のヤノベケンジ、束芋さんの作品などが紹介していた。それを見ながら、やはり思い出すのは自分がやった企画の方。戸田ツトムさんに舞台のADをやってもらい、山村俊雄さんがそれを形にする。写真展は、伊奈英次さんに白桃房の人たちの顔を超ドアップで撮り下ろしてもらった写真を展示。インスタレーションもやりました。そして、そのシンポジウム。今福龍太さんや植島啓司さん、香山リカさんらにまじって中沢新一さんにも出席してもらった。打ち上げでは、中沢さんの本みんな読んでるし〜、っていったら、ほっぺたにキスしてくれたっけ。あの中沢さんにですよ。坂田明さんとは「新世界」で飲んだし。今にして思うと、あの時がぼくのピークだったのかもしれない。なんて、思ってみたりしてね。