例の研究会。今回のゲストは鈴木謙介さん。この前は、TASCの公開鼎談に参加してもらい、今回は講演会。カーニヴァル、陶酔、社会システムがキーワード。ぼくは、身体と所有の問題、日常/非日常のアフォードする空間の変容として捉えてみたいと思った。社会の枠組みを空間論として捉えれば、身体は所有されるものに帰結するが、それを時間論で捉え直すと、所有するものイコール身体ということになって、所有/被所有という関係そのものが成り立たなくなる。カーニヴァルとは、まさに身体における所有/被所有が曖昧になる時間性を内在しているのだ。今後突き詰めてみたいところである。