beforeでいきなりのウィトゲンシュタイン、afterでは、唐突にソシュール。「意味の病い」からの逃走をアジってはみたものの、またぞろ「言語の病い」にすっかりからめとられている。セミオティック>セマンティックorセマンティック>セミオティックか。この問題、ぼくの中でじつに30年間、いまだに決着がついていない。今回の特集、その突破口になるのではと期待したのに、結局また意味の森、言葉の海で右往左往している自分がいる。