『談』no.79が発行になります!!

8月20日発行!! 書店発売は21日です。

特集 〈祝祭〉する身体---陶酔と暴力のはざまで
定価[800円+税]

「私の身体が私の身体であって私の身体ではなくなる」

トップアスリートの誰もが体験する「エクスターズ」の瞬間を
暴力、熱狂、陶酔から解き明かす。
私は誰の身体なのか。いや、そもそも、私とは何ものなのか。

●清水諭(筑波大学大学院人間総合科学研究科准教授/スポーツ社会学)
祝祭としてのスポーツ
『甲子園野球のアルケオロジー スポーツの「物語」・メデイア・身体文化』(新評論)でスポーツのカルチュラルスタディーズの領域を切り開いた清水諭が、再び、スポーツとスポーツ観戦者が一体となってつくり出す「スタジアム」の魔術性について語ります。


●稲垣正浩(日本体育大学大学院教授/スポーツ史)
スポーツと暴力……思考のパラダイム・シフトに向けて
『〈スポーツする身体〉を考える』(叢文社/2005)でスポーツのパラダイム変換を企てるスポーツ史の稲垣正浩が、スポーツの源泉である暴力について言及します。


●冨田晃(弘前大学教育学部准教授/文化人類学・写真家・アーティスト)
カーニヴァルの身体……非合理性、死、美意識
『祝祭と暴力 スティールパンとカーニヴァルの文化政治』(二宮書店/2005)で暴力への欲望を快楽へと昇華する「祝祭」についてフィールドワークした冨田晃が、身体の根源にある二重性に切り込みます。

●特別企画
写真家・神山貞二郎が、舞踏家・上杉満代の舞踏を撮り下ろした最新作。

表紙 木原千春

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