『TASC monthly』の4月号に八巻明彦さんが「流行歌に見るたばこの存在」という文章を寄せています。意味深な歌が好きなぼくは「ベッドでたばこを吸わないで」などよく口すさんだものですが、ちょっとしたエピソードとともにこれらのたばこの歌について綴られたもので、とても愉しく読ませてもらいました。かくいうぼくも昭和歌謡についていろいろ調べているのですが、たばこにまつわる歌を見つけたり思い出したりするとメモっています。そのなかで、これはと思ったのをひとつ紹介しましょう。
日本の在来種タバコ(川床邦夫さん曰く製品の「たぱこ」に対して植物は「タバコ」)には、鹿児島系(国府葉)、長崎系(達磨葉)、南部系(南部葉)の三つの系統があると言われていますが、その鹿児島系のタバコが出てくる歌があるんです。三木鶏郎の「僕は特急の機関士で」。この歌は、丹下キヨ子と森繁久彌のデュオでNHKラジオ「日曜娯楽版」のためにつくられた歌ですが、この歌には、「東北巡りの巻」とか「九州巡りの巻」というように続編もつくられました。その「九州巡りの巻」に問題の歌詞が登場。「博多よかとこ 柳町 仁和加芝居の おかめさん よくよく つくづく 眺めたら 僕の彼女に そっくりたい (リフレイン)福岡 久留米 鹿児島 ウ〜〜〜〜ポポ」が1番。で、その8番目「ここは鹿児島 桜島 煙草ヨカチョロ 国分から 南 屋久島 種ヶ島 これが日本の どんづまり (リフレイン)福岡 久留米 鹿児島 ウ〜〜〜〜ポポ」。こっちは、敷島昇、二葉あき子、伊藤久男というなんとも豪華な歌い手さんたち。そのなかで二葉あき子が歌うんですね。「煙草ヨカチョロ 国分から」と。どうです、なんともいいでしょう。1951年の作品。たぱこがまだみんなに愛されていた時の歌ですね。
日本の在来種タバコ(川床邦夫さん曰く製品の「たぱこ」に対して植物は「タバコ」)には、鹿児島系(国府葉)、長崎系(達磨葉)、南部系(南部葉)の三つの系統があると言われていますが、その鹿児島系のタバコが出てくる歌があるんです。三木鶏郎の「僕は特急の機関士で」。この歌は、丹下キヨ子と森繁久彌のデュオでNHKラジオ「日曜娯楽版」のためにつくられた歌ですが、この歌には、「東北巡りの巻」とか「九州巡りの巻」というように続編もつくられました。その「九州巡りの巻」に問題の歌詞が登場。「博多よかとこ 柳町 仁和加芝居の おかめさん よくよく つくづく 眺めたら 僕の彼女に そっくりたい (リフレイン)福岡 久留米 鹿児島 ウ〜〜〜〜ポポ」が1番。で、その8番目「ここは鹿児島 桜島 煙草ヨカチョロ 国分から 南 屋久島 種ヶ島 これが日本の どんづまり (リフレイン)福岡 久留米 鹿児島 ウ〜〜〜〜ポポ」。こっちは、敷島昇、二葉あき子、伊藤久男というなんとも豪華な歌い手さんたち。そのなかで二葉あき子が歌うんですね。「煙草ヨカチョロ 国分から」と。どうです、なんともいいでしょう。1951年の作品。たぱこがまだみんなに愛されていた時の歌ですね。
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