酒井隆史さんをお招きして講演会&交流会。テーマは「公共性と迷惑行為』。『談』no.71号のインタビューをもとに最近の現象も交えてお話しいただいた。リチャード・セネットの議論をベースに、内面の純粋さを強調するあまりexporsureを忌避するという風潮ができて、ナルシジムが公共性を衰退させていくというお話はまさにそのとうりだと思った。でも、一番これだと思ったのは、公共性とはcivilityで、それは市民が仮面をかぶって劇場のアクターのようにふるまうものだったという話。これは最近すっと考えているギアーツの劇場国家論再考と通じるところだ。人称とは一元的であるはずがなく、多数性に開かれているからこそ社会的でありえるのだ。キャラは沢山あった方がいい。じつは、昔の人はみんなそうだった。いったいいつからぼくたちは、私に固執するようになったのだろうか。自分探しなどしている場合ではないのだ。
コメント一覧 (4)
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- 2007年03月23日 21:29
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- 2007年03月25日 10:36
- 森下さん、どうもです。昔は、仮面を被るなんて真実じゃない! なんて「リアリズムで行こうぜ」派だったんですが、じつは、この方向こそぜんぜんリアルじゃないと思うようになりました。それにあんなに大嫌いだった「ホンネとタテマエ」も、けっこう大事な所作のうちじゃないか、なんて今更思ってみたり。若い頃のぼくは、人生哲学と保守日和見がごっちゃにしてたみたいです。ところで、弊社への来社、お待ちしてます。
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- 2007年03月26日 02:20
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自分が最も固執してきたメディアが写真であったことはラッキーだったと感じています。こだわってもこだわっても機械の眼がすぐそばにあるのですから。
来月あたり、アルシーヴ社にお邪魔しようかと画策中です。