玖波大学社会科学系教授・好井裕明さんと再会。じつに20年ぶりである。少しふっくらとされたが、話し方も考え方もまったくといっていいほど変わっていなかった。初めてお書きになった新書『「あたりまえ」を疑う社会学』が好評で現在3刷。読者に社会学プロパー以外の理系の人が多かったとご本人はびっくりしておられた。好井さも寄稿されている論集『戦後思想の経験史』(せりか書房)や報告書、抜き刷りなどをもらう。今は次の新書の準備中とか。
今回お会いしたのは『TASC MONTHLY』への原稿依頼、その要旨のようなものにしたいとのことだった。最近は、映画の分析などもやっておられて、ヒロシマを扱った映画の分析とか『フリークス』の分析もやっておられた。それをまとめた小冊子『映画のもつ"啓発する力"を調べる可能性……『フリークス』を読む試みから』を見せていただく。なんと『フリークス』はDVDになっているのだ。障害者の生活を自然に撮っている、差別的な意味よりも具体的な彼らの〈生〉の迫力があざやかに描き出されて、今見るとそれが非常にいいとおっしゃる。授業で見せると学生はかなりショックを受けるらしいが確かにそうだろう。ぼくも、アンダーグラウンド・シネマで初めて見たときぶっ飛んだもの。でも、こういう評価をする好井さんにぼくは大いに共感する。好井さんの視線は常にあたたかい。
20年前のインタビューの話になったら、「あの『談』、たぶんそのあたりにあるんじゃないかな」と言って、本棚の下の方から取り出したのが、まさしくあのインタビューの載っている『談』、「理論のプレシオジテ」という特集の一冊だった。ちゃんと持っていてくれたのだ。4年前に筑波に移ってこられたのに、『談』も一緒にやってきたというわけか。感激!! とりあえず原稿を楽しみに待つことにしよう。
フリークス
今回お会いしたのは『TASC MONTHLY』への原稿依頼、その要旨のようなものにしたいとのことだった。最近は、映画の分析などもやっておられて、ヒロシマを扱った映画の分析とか『フリークス』の分析もやっておられた。それをまとめた小冊子『映画のもつ"啓発する力"を調べる可能性……『フリークス』を読む試みから』を見せていただく。なんと『フリークス』はDVDになっているのだ。障害者の生活を自然に撮っている、差別的な意味よりも具体的な彼らの〈生〉の迫力があざやかに描き出されて、今見るとそれが非常にいいとおっしゃる。授業で見せると学生はかなりショックを受けるらしいが確かにそうだろう。ぼくも、アンダーグラウンド・シネマで初めて見たときぶっ飛んだもの。でも、こういう評価をする好井さんにぼくは大いに共感する。好井さんの視線は常にあたたかい。
20年前のインタビューの話になったら、「あの『談』、たぶんそのあたりにあるんじゃないかな」と言って、本棚の下の方から取り出したのが、まさしくあのインタビューの載っている『談』、「理論のプレシオジテ」という特集の一冊だった。ちゃんと持っていてくれたのだ。4年前に筑波に移ってこられたのに、『談』も一緒にやってきたというわけか。感激!! とりあえず原稿を楽しみに待つことにしよう。

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