山下柚実さんの新刊『給食の味はなぜ懐かしいのか? 五感の先端科学(サイエンス)』を贈呈していただきました。二部構成の第二部7(最終章)で、大阪大学副学長・鷲田清一さんと「結びつき、混ざり合う〈五感〉……臨床哲学者・鷲田清一氏との対話」というテーマで対談をしています。じつは、この対談『談別冊 shikohin world たばこ』が所収です。最近『談』やWebマガジン「en」などぼくが関わったテキストが、立て続けに単行本に収められていますが、じつにうれしい限りです。天下りとちがって、よほどいい第二の人生といえるでしょう(?!)。
さて、本書は五感を追求し続けている著者が、五感のそれぞれの分野の最先端で研究されているプロパーを訪ねたインタビュー集です。これまで出されたものが五感のフィールドをドキュメントしたものであるとすれば、本書は五感研究の今を伝えるレポートです。ラインナップを見ておっと思いました。味覚研究の伏木亨教授、ニオイの研究の高田明和名誉教授、触覚研究の宮岡徹教授、いずれも過去『談』で取材した先生ばかりです。鷲田さんと最終章をかざるもう一人の対談者は脳科学の茂木健一郎さんですし。じつに本書に登場する5人の研究者が『談』とかぶっています。どうも、山下柚実さんとぼくの関心は共通しているようです。そういえば、鷲田さんとの対談を大阪でやった時、行きの新幹線で、山下さんは以前ある都市・建築関係の雑誌の編集に関わっていたとお話しされてびっくりしました。ぼくも『City&Life』という都市・建築の雑誌も編集しているからです。彼女の方がぼくよりずっと若いのですが、何か同士という感じがしてうれしくなりました(その後『City&Life』に寄稿いただき、それも別の書籍に収録されました)。あっそうそう、土方巽の映画の上映会でも偶然一緒になったことがありましたっけ。舞踏やアングラ芝居の趣味まで共有していたとは。
そんなわけで山下柚実さんが次に興味をもつもの、ぼくもおおいに気になります。最近○○○を追いかけているとか……、これはまだナイショか。それはともかく、本書は『談』同様、五感、身体に関するサイエンスに興味のある方には必見です。
給食の味はなぜ懐かしいのか??五感の先端科学
さて、本書は五感を追求し続けている著者が、五感のそれぞれの分野の最先端で研究されているプロパーを訪ねたインタビュー集です。これまで出されたものが五感のフィールドをドキュメントしたものであるとすれば、本書は五感研究の今を伝えるレポートです。ラインナップを見ておっと思いました。味覚研究の伏木亨教授、ニオイの研究の高田明和名誉教授、触覚研究の宮岡徹教授、いずれも過去『談』で取材した先生ばかりです。鷲田さんと最終章をかざるもう一人の対談者は脳科学の茂木健一郎さんですし。じつに本書に登場する5人の研究者が『談』とかぶっています。どうも、山下柚実さんとぼくの関心は共通しているようです。そういえば、鷲田さんとの対談を大阪でやった時、行きの新幹線で、山下さんは以前ある都市・建築関係の雑誌の編集に関わっていたとお話しされてびっくりしました。ぼくも『City&Life』という都市・建築の雑誌も編集しているからです。彼女の方がぼくよりずっと若いのですが、何か同士という感じがしてうれしくなりました(その後『City&Life』に寄稿いただき、それも別の書籍に収録されました)。あっそうそう、土方巽の映画の上映会でも偶然一緒になったことがありましたっけ。舞踏やアングラ芝居の趣味まで共有していたとは。
そんなわけで山下柚実さんが次に興味をもつもの、ぼくもおおいに気になります。最近○○○を追いかけているとか……、これはまだナイショか。それはともかく、本書は『談』同様、五感、身体に関するサイエンスに興味のある方には必見です。
給食の味はなぜ懐かしいのか??五感の先端科学
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