ニコンサロンJUNA21で「ぼくらの学校 」を見た。『談』no.75に写真作品を掲載させていただいた菱田雄介さんの写真展。チェチェン武装精力のよって行われた学校占拠事件の現場ベスラン中学校の1年後を取材撮影したもの。『談』では紙面の都合からわずか3点しか載せられなかったが、会場には事件当時のままの放置されている教室や銃弾の後も生なましい体育館、かべに貼られた被害にあわれた子どもたちの遺影、また、1年が経過して新しくなった教室で勉強する子どもたちの様子や家族の姿が、映し出されていた。1年という時間によって隔てられた同じ場所のまったく異なる相貌。その対比は何をわれわれにしめそうとしているのか。6月12日(月)まで。
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