写真家・菱田雄介 さん来社。現役のテレビマンでもあって、本人曰く「二足のわらじでやってます」。海外の紛争地域にプライベートで行っては精力的に撮影を行っている。写真集『ある日、』に収められているカブール、バクダットのもとになった写真を集めてつくられたポートフォリオを持参された。デザイナーの河合千明さんが少し遅れてやってきた。彼は、すでに『ある日、』から、気に入ったものを数点チョイスしていた。それを並べてどうしようかと話していたら、じつは、6月頃にまた写真展を予定していまして、その作品がこれなんですよと、別のポートフォリオを取り出した。そこには一昨年起きたある衝撃的な事件の現場が映し出されていた。菱田さんのポートフォリオは、生々しい現場の雰囲気を伝える写真の間に間に、人々の息づかいが伝わってくるような、人物写真が差し挟まれている。それが一種独特のリズムを作り出している。ぼくも河合君も意見が一致。掲載するなら絶対にこっちだ。プリントメディアへの露出もまだだし、展覧会は決まっているけれど、どの作品を展示するかまだ決っていない。そんな状況なのに、掲載を快く引き受けてくれた。やった! これで、またひとつ目玉ができた。というわけで、『談』最新号には、新進気鋭の写真家の最新作が紙面を飾ることになります。こうご期待!!