料理研究家・瀬尾幸子さん宅にて撮影。「ガイド」の指標となる料理を片っ端から撮影していく。スタイリストからすでに食器類はとどいている。使用する食器にはポストイットがはってある。丁寧な仕事だ。白を基調にしてどれもシンプル。シンプルなものを選ぶのは簡単なようで意外に難しい。しかし、センスがひかるセレクションだ。すでに大量に食材を購入し(スーパーの籠7つ分とか)、さらに撮影中にも途中で買い出しにいく。僕もたこ焼きやフライドポテト、ロールパン、バンズ、さらには天ぷら盛り合わせにチンゲン菜などを買いにいく。そして撮影は、モーレツなスピードで進行したのである。
冷しトマト、りんご半切れ、おにぎりを皿にのせただけのものもあるから、おのずと早くなるのはわかるが、調理した料理、チャーハン、すき焼き、筑前煮、さんまの塩焼き、ステーキ、ハンバーグ、なすの鍋しぎ焼きといったものも早い。調理ずみ食品や冷凍食品をうまく利用しているからなのだが、焼いたり炒めたり煮たりといった基本的な調理がとにかく早くてそつがないのだ。「はい、できました」、「はい、いっちょあがり!」とキッチンから次々に料理が出てくる。これ、何かに似ていないかと思いきや、そうあの居酒屋だ。この手早さは居酒屋の肴の出るスピードだ。というわけで、ほとんどノンストップで、気がついてみると90品目あまりを撮影してしまった。そういえぱ、瀬尾さんは『酒とつまみ』誌で、「瀬尾幸子のつまみ塾」なるページを連載していて、いつも超スーパーな簡単メニューを紹介していたっけ。その実践編をライブで見せてもらったというわけだ。しかし、撮影はまだまだつづくのである。
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