東大経済学部助手の宮地英敏さんと面会。「酒」への原稿依頼の確認。雑談のなかで、最近の学生はあまり酒を飲まないとおっしゃる。彼らはとにかくお金がないというのだ。ケータイやPCなどの情報機器に金がかかるからではないかと。確かに。僕らが学生の時、毎週のように飲みにいっていた。当時、居酒屋で飲んで2、3千円。それが4回あるとして月に1万円。物価の違いを考慮するとケータイなどの通信費とちょうどトレードオフの関係にあることがわかる。なるほどねぇ。酒飲みながら顔つきあわせてのコミニュケーションよりも、顔の見えないメールや書き込みの方がいいということなのだろうか。
14時に明治学院教授の澤野雅樹さんと面会。「酒」への原稿依頼の確認。今年はやっていないが、ゼミでしばらくエリクソンの催眠療法をやっていたという話題。催眠合宿なんていうものもやって治療実践したのだともおっしゃる。また、最近ちまたで話題のDetox(毒抜き)、不食についてのコメント。デトックスは、たびたびTVの情報番組や女性雑誌でとりあげられていて、ハマっている人が多いとか。デトックスとは、体内の有害毒素を排出することで体内浄化を行い健康増進をしようというもの。病気の予防だけてなくアンチエイジングの効果が期待できるというので俄然注目されてきた。加齢にしたがって体内に水銀などの有害金属が蓄積されてくる。それをデトックスして若々しさを保とうということらしい。恥ずかしながらTVの情報番組や女性雑誌をほとんど見ないのでまったく知らなかった。癒しブームのあとは、毒抜きか。いやはやなんともである。あとでググッてみたら、デトックスに関するサイトむちゃくちゃ沢山あるではないか。ヘルシズム、ますます過激になってます。
本日最後の原稿依頼確認は、早稲田大学教授の福田育弘さん。ボルドーとブルゴーニュを例に、ワイン製造とグローバリズムの関係について論じてもらう予定。ちょうど今上映中の「モンドウィーノ」は、まさにそれをテーマにしたドキュメンタリー。いまや世界のワイン(の嗜好)は、ワイン批評家ロバートパーカーとワイン醸造家ミッシェル・ロランの二人によってつくられている。グローバリズムかアンチグローバリズムか。ワインボトルには、世界経済の今が詰まっている。
そのあとディナーに。福田さんご夫妻によるご招待。赤坂のフレンチレストラン「シュマン」。弊社の安藤君が加わる。雑誌『SNOW』で一年半にわたり連載をしてもらったが、安藤君はその担当だった。奥さんはとあるレストランのソムリエをなさっていた方。ワイン、料理に精通している方々と、知識・教養ともはるかに劣るぼくのそれはそれは愉快で楽しい晩餐となった。本日のワインは、Clos de roche 97 (赤ワイン)、Anjou(白ワイン)。ビンテージワインなど、しばらく飲んでいなかったのでもう感激。いや、美味い美味い。普段、デイリーで新大陸の千円前後のワインしか飲んでいない身にこの芳香とお味はまったくよくない。いつも飲んでるのは、ぜんぜんワインじゃないじゃん。あ〜あ、ついに目覚めてしまった。一度本当の味を知ってしまうと、もうあと戻りはできない。困ったことだ。
じつは、本日0時を回ると11月3週の木曜日。そう、ボジョレー・ヌーヴォの解禁日。近くの酒屋が樽を開けるというので、帰宅途中で酒屋に立ち寄った。すでに店の前に置かれた樽を囲むように、ワイングラス片手に人々の歓声が聞こえる。僕も一杯樽からそそいで一口のどに流し込んだ。失敗したっ!! ぜんぜんおいしくな〜い。というか、すっぱい。考えてみれば、いや考えるまでもなく、若いんだもの、酸味が強いにきまっている。美味しいワインを飲んだあとでは、どんなワインも色あせる。若けりゃいいってもんじゃないのだ。デトックスなんかするより、成熟して枯れていい味出す方がよっぽどいいってこと。今日の教訓。
本日最後の原稿依頼確認は、早稲田大学教授の福田育弘さん。ボルドーとブルゴーニュを例に、ワイン製造とグローバリズムの関係について論じてもらう予定。ちょうど今上映中の「モンドウィーノ」は、まさにそれをテーマにしたドキュメンタリー。いまや世界のワイン(の嗜好)は、ワイン批評家ロバートパーカーとワイン醸造家ミッシェル・ロランの二人によってつくられている。グローバリズムかアンチグローバリズムか。ワインボトルには、世界経済の今が詰まっている。
そのあとディナーに。福田さんご夫妻によるご招待。赤坂のフレンチレストラン「シュマン」。弊社の安藤君が加わる。雑誌『SNOW』で一年半にわたり連載をしてもらったが、安藤君はその担当だった。奥さんはとあるレストランのソムリエをなさっていた方。ワイン、料理に精通している方々と、知識・教養ともはるかに劣るぼくのそれはそれは愉快で楽しい晩餐となった。本日のワインは、Clos de roche 97 (赤ワイン)、Anjou(白ワイン)。ビンテージワインなど、しばらく飲んでいなかったのでもう感激。いや、美味い美味い。普段、デイリーで新大陸の千円前後のワインしか飲んでいない身にこの芳香とお味はまったくよくない。いつも飲んでるのは、ぜんぜんワインじゃないじゃん。あ〜あ、ついに目覚めてしまった。一度本当の味を知ってしまうと、もうあと戻りはできない。困ったことだ。
じつは、本日0時を回ると11月3週の木曜日。そう、ボジョレー・ヌーヴォの解禁日。近くの酒屋が樽を開けるというので、帰宅途中で酒屋に立ち寄った。すでに店の前に置かれた樽を囲むように、ワイングラス片手に人々の歓声が聞こえる。僕も一杯樽からそそいで一口のどに流し込んだ。失敗したっ!! ぜんぜんおいしくな〜い。というか、すっぱい。考えてみれば、いや考えるまでもなく、若いんだもの、酸味が強いにきまっている。美味しいワインを飲んだあとでは、どんなワインも色あせる。若けりゃいいってもんじゃないのだ。デトックスなんかするより、成熟して枯れていい味出す方がよっぽどいいってこと。今日の教訓。
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