「菊池成孔Duo 3days」の一日目、南博(p)さんとの演奏を見に新宿Pit innへ。イタメシしていて遅れしまい立ち見になってしまった。さて、演奏はすばらしかった。スタンダードばかり。菊池さんの吹くチャールス・ミンガス、コール・ポーター、ジョージ・ガーシュイン、ビリー・ストレイホーンもいいが、やはり南博さんのピアノがいい。自由でかつ変化に富みそれでいてこの上なく甘美。ふしぎな間と抑揚。ジャズピアノのがこんなに面白いとはおもわなかった。休憩をはさんで2セット。アンコールもやっておおいに堪能した。あいかわらず菊池さんはMCが長い。南さんがね、「いっそ小泉は毎日靖国神社に参拝すればいい。それを散歩という」って紹介して会場を大いに湧かせたが、それにしても長い。しゃべり過ぎ。それを期待している女性菊池信者も多いのだからしかたがないか。それはともかく、南さん演奏しながらとってもおいしそうにたばこを吸っていたのが印象的だった。たばこを譜面と一緒にピアノの譜面台において、演奏の合間や演奏中にさっと火をつける。これがなかなかにシャレている。やはり、JAZZには紫煙がよく似合う。授業をフケて下高井戸のJAZZ喫茶でコーヒー一杯とハイライトですごした高校時代のことがふと脳裏をよぎった。ビル・エバンスのピアノがまたたばこの香りによくマッチングしたよな、なんて不良高校生(当時)は思うのでした。ライターの(といっても書き手の方)O城さんも見にきてました。