マダガスカル島で調査中の島泰三さんからのmailを待っている。「en」のスペシャル・インタビューのチェック原稿のことだ。おそらく今回もヌシ・マンガペ島という無人島へ入っているのだろう。ということは、しばらくは都市部に帰ってこない? 島さんは、世界三大珍獣の一つアイアイの謎を解明した世界的に有名な動物学者だ。細くて長い中指と大きな耳、大きな切歯をもつリスによく似たサル。著書『親指はなぜ太いのか』(中公新書)があまりに面白かったので帰国した時に、取材をさせてもらったのである。マダガスカル島はアイアイのふるさと。島さんは、アイアイの保護運動をしているのだ。それにしても、マダガスカル島にmailが届いてしまうというのは、やはりすごい時代だと思う。マダガスカル島はアフリカの東側、ガラパゴス島は南米の西側。どっちも一度は行ってみたいところだ。そんなことより、早くお返事こないかな。