『生命の政治学』を読み直し取材メモをつくる。同行の安藤君とアークヒルズ全日空ホテルへ。2階のラウンジで待ちあわせ。席を確保して入り口付近で待っていると広井良典先生現われる。7年前と変わっていない。眼鏡すら一緒? いきなり、「いやひさしぶりです。『談』の「老い」の特集で取材をうけたことは良く覚えていますよ。ちょうど僕にとってはあのインタビューがターニングポイントになった。その後の仕事のアイデアがあのインタビューから生まれたんですから」とうれしいことを言って下さった。「高野史子の田辺のつるの話をしてくれましたよね」なんてことも。僕はすっかり忘れていたけれど。いずれにしても、とても好意的でした。それから、愛煙家でいらっしゃることもTASCにはウェルカム。
取材は広井さんがざっとしゃべって、僕が補足的な質問をする。それにまた答えるというやりとりで進んだ。保守主義-リベラリズム-社会民主主義の関係がアメリカとヨーロッパでは違い、日本ではさらにその理解が異なるというゆがんだ構造になっている。そこからいろいろな誤解が生まれている。自然のスピリチュアリティに関して、A 原・神道的(汎神論)な層/自然のスピリチュアリティ/常世・根の国/具象性/生と死の連続性・一体性 B 仏教(キリスト教)的な層/現世否定と解脱・救済への志向/浄土・極楽、涅槃等、永遠の生命/抽象的/生と死の二極化 C 唯物論的な層/科学的・近代的理解/死=「無」という理解/生=有/死=無という3つの層から分析する。これは面白かった。今回の広井先生の取材のキーワードは「いのちのスピリチュアリティ」になるかな。
夜、打ち合わせのあとスター・パインズ・カフェへ。「まぼろしの世界フェスティヴァル」でBONDAGE FRUIT のライブを見る。ニューアルバムのリリース記念(FRUITのTが落ちている誤植ジャケはコレクターズアイテムになること必至)。あいかわらず絶妙なアンサンブルと変拍子の嵐。 勝井祐二のバイオリンと鬼怒無月のギターがユニゾンでかぶるその微妙なバランスがすばらしい。
夜、打ち合わせのあとスター・パインズ・カフェへ。「まぼろしの世界フェスティヴァル」でBONDAGE FRUIT のライブを見る。ニューアルバムのリリース記念(FRUITのTが落ちている誤植ジャケはコレクターズアイテムになること必至)。あいかわらず絶妙なアンサンブルと変拍子の嵐。 勝井祐二のバイオリンと鬼怒無月のギターがユニゾンでかぶるその微妙なバランスがすばらしい。
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