2000年6月に発行した「C&L」no.56に掲載した「都市開発」年表のデータがどこかに保存されていないか探す。一緒に編集をしているS嬢は古いディスクトップ型Macの中から見つけ出したと連絡があった。こっちは、ぐちゃぐちゃになって積んであったMOの山を腑分けして、一つひとつ開いては画面に呼び出し確認すること1時間あまり。ついにそれを見つけ出した。ちゃんとtextデータで残っていた。幸いだったのはまだ4年前だったこと。20世紀、つまり2000年以前だとMOではなく、フロッピーに保存していたはずで、そうなったらお手上げだった。フロッピーディスクのドライバーそのものがもうすでにないから! いやはや、PCの急速な進化は記憶・保存量を格段に増加させたけれど、過去の記憶は逆に忘却へと押し流されていく。ストレージ技術のパーソナル化を進めて欲しい。