『tasc monthy』て゛「シネマ・シガレッタ」の連載をお願いしている粉川哲夫さんのテキスト「もしインターネットが世界を変えるとしたら」(1996年)が公開されているので読む。少し読み進めてみて驚いた。現代の状況を適確に予測しているとかいうレベルではなくて、ガタリを援用しながら、その可能性と不可能性に言及し、それを自由ラジオ、ミニFMの延長で、いかにラディカルに使い倒すか、徹底的に掘り下げているのだ。先生の現在やっているワークショップも刺激的だが、それもこれもみな思考のプロセスから半ば必然的に生まれたものだということを改めて確認させられた。僕が学生だったら(じつはむかしむかし学生でした)、絶対に飛びつくなぁと思ったのだった。