町家や長屋を再生し、地域固有の伝統的な景観を継承し、その景観と共にあった地域文化を取り戻そうという活動が広がっています。『city&life』の特集は、「時間に暮らす」。これまで「空間志向」一本やりで突き進んできた建築潮流に「時間志向」を導入しようという特集趣旨のもと、町家、長屋の再生を取り上げます。昨日は、京町家を中心に町家、長屋の再生事業を研究する京都府立大学生活環境科学研究科准教授・宗田好史さんにお話を伺いました。インタビュアーは、都市文化批評家・渡邉裕之さん。インタビューのあと、実際に自宅(町家)を修復・再生した「京町家友の会」の山田公子さん宅を訪問。その巧みの技術と長く住み続けることで育まれる豊かな暮らしの一端を垣間見させていただきました。