じつは昨日、「野宿野郎」の後, 午後から虎ノ門パストラルで開催された「平成19年度分(財)たばこ総合研究センター 助成研究報告会」に参加しました。7人が発表されましたが、内容が多岐にわたっていて、どれも面白い。「ベテル噛みの文化人類学的研究」とか「文化的行為と道具の使用に関する考古学的研究」とか、中でも、東京大学大学院教授・小野塚知二さんの「近代イギリス食文化の特質と限界」が面白かった。フランス料理の原型は、イギリスの船会社がつくったかもしれないという仮説。こういうそれほんとなの? という話が僕は大好きです。懇親会で、香川大学教授・上杉正幸先生と一ツ橋大学大学院教授・落合一泰先生と雑談。上杉先生は、一人暮らしの80歳以上の方の聞き書きをなさっているとか。落合先生はある調査でメキシコににいかれるとか。お二人とも、じつに精力的にお仕事をなさっている。また、機会をつくって、『談』でもお話をしてもらいましょう。