都市計画アトリエ・協議整備区域総括建築家・ピエール・ミッケローニさんのインタビュー。一昨日サーベイしたベルシー地区の再開発とセーヌ左岸リブゴーシュの開発について、計画サイドのご意見を伺った。ベルシー地区は、APURが指導のもとにマスターアーキテクトを置いて、集合住宅と公園、ショッピングモールを複合化させた開発。地域の資産である自然環境を保全しながら、ワイン倉庫のリノベーション、混在型の住宅建設を複合化させながら20年かけて試みられたプロジェクト。都市開発とはオーケストラの演奏だという音楽のメタファで語ってくれたのが印象的だった。ミッケローニさんの話の一つの要だった集合住宅のプロジェクトについて、もう一度きちっと見て、撮影をしようと思い徒歩で再びベルシー公園へ。途中大蔵省の巨大建築とオムニスポーツセンターを横目に進み、フランク・ゲイリーの元アメリカンセンターを見る。鳥海さんは、外壁が汚かったといっていたが、すっかり化粧直しをしてきれいだった。すぐその横から始まる集合住宅。ここは、低所得者、中流家庭、高所得者が混じり合って住む。それだけでもここは必見。オープンスペースと緑地をうまく配置した住環境としても良好。となりには例のショッピングモールのワイン倉庫。そして、Paris中心部まで30分もかからない好立地。これから、まだまだ変わっていく可能性のあるこの場所の将来が楽しみだ。