イラストレーターのアラタノリユキさん、ノンフィクション作家の山下柚実さん来社。斎藤さんを含めてざっと打ち合わせをしていざ出発。今日は渋谷五感ツアーの本番。予定を変更して、実践女子から渋谷図書館経由で氷川神社へ。右回りでいくことにした。明治通り沿いの氷川神社は始めて。ちょっとした森のようなたたずまい。2度は気温が低いねと山下さんがいうように、こころなしかひんやりして気持ちが良い。ここには、公園が併設されていて、なんと土俵があった。子供相撲でもやるのだろうか。参道にヘビを発見! 渋谷のど真ん中でヘビ。アラタさんは、巳年でヘビはぜんぜん苦手じゃないという。オシャレな都会っ子風なのに、意外に野生的な一面をもっていて、一同ちょっと驚く。
明治通りから渋谷川沿いを見る。今でこそコンクリート三面バリの河川だが、古くは河岸がならぶ舟運の要所だった。八幡通りのすぐ脇にある「さかえ湯」から裏渋谷を散策。古い木造をリノベした建物がけっこうあった。オシャレなカフェや雑貨屋に変身している。セルリアンタワーから陸橋を渡って東急裏へ。さらに道玄坂から百軒店へ。
麗郷で食事。百軒店を見る。BIGや名曲喫茶「らんぶる」は顕在、しかしその周囲はラブホテルばかり。そのはずれに千代田稲荷がある。そのとなりにベビーカーで入れるカフェが。誰が利用するのか。もしかしてafter Hotel? どんなひとが利用しているのかじっくり視察して東急本店へ。途中、SHIESPAの爆発現場を見る。SHIESPA本体は無傷で残っているが、看板にでっかい噴煙を上げる火山の写真。これはしゃれになりません。だんだん事件観光になってきたので、気を取り直す。
本店からハンズ方面へ、宇田川町を見てお茶する。東武ホテルの滝の音にしばしなごみ、「たばこと塩の博物館」から、明治通りへ。飲み屋横丁をのぞいていたら、なんと佐藤良明先生とばったり会う。今年東大を退官されてフリーになったというお手紙をもらったばかり。ならば、原稿でも書いてもらおうと思っていた矢先のこと。これは運なのか。いったん渋谷駅裏の焼き鳥屋を見て、事務所へもどる。
五感ツアーというよりは、トマソン、木造物件、レトロ建築散策の旅という感じになってしまったが、愉しい一日だった。みなさんご苦労様でした。