東京大学大学院人文社会系研究科准教授・赤川学さんに面会。TASCで9月に予定している講演のお願いのため。数年前Webマガジン「en」に原稿を依頼した時に電話でお話をしたが、直接お目にかかったのは、『談』no.57「トランスセキュアリティ」以来で10年ぶり。当時信州大学の助手をしておられて、インタビュー内容は「日本人のセックス、日本人の身体」。近代日本におけるセクシュアリティは、 常に「性欲=本能」と「性=人格」という二項対立によって語られてきたが、 果たして性欲は単なる本能なのか、それとも高尚なものなのか、というかなりハードなお話だった。今回は、それとはまったく違って、健康の言説と統計の関係について、社会学的に見るとどう捉えられるのか、といったようなことをお話してもらおうと思っている。赤川先生は67年生まれ。始めてお会いした時はまだ30歳になるちょっと手前で、ういういしさが残る学者先生という感じだったが、今回お会いして、やっぱりお変わりありませんでした。講演楽しみだ。