BSで、状況劇場「ジャガーの眼」(1985年)を2時過ぎまで見ていたので眠い。「下町ホフマン」「蛇姫様」を観た頃からなんとなく状況劇場からは足が遠のいていた。唐十郎の芝居はその頃と全く変わっていなかった。最近観た友人によれば、今も変わらないらしい。歌舞伎の様式美の域に達しているということか。
『思想』に三脇康生さんの「精神科医ジャン・ウリの仕事」という興味深い論文が載っていたので、ひさしぶりに書庫からジャン・ウリらが執筆している『精神の管理社会をどう超えられるか?』を持ってきた。空間管理という点に注目すれば、まさにこの本は、その現状を、精神医療という場面に則して徹底的に批判している。今度の座談会のヒントになりそうだ。
その本のとなりに『太陽』の熊楠特集があった。『ひたち』の表紙に熊楠の「十二支考」のスケッチを載せたが、熊楠はほかにも沢山の手書きスケッチを残している。粘菌関連のスケッチにも面白いのがいっぱいある。今度、どこかでまた使えるかもしれない。またそのとなりには、『The Secret Scrapbooks of Professor A.J.Copperthwaite』が並んでいた。19世紀から20世紀初頭にかけて奇想建築物のプランをたくさん考え出した天才コッパースウェイト教授のスケッチ集。これは、『ひたち』に使えそうだ。提案してみよう。
よしながふみの「フラワー・オプ・ライフ3」を読む。なんていい話なんだろう。こういう高校生ものがぼくは好きだ。吉田秋生の「蝉時雨のやむ頃」が涙ちょちょぎれたので、そのエピソード1にあたるであろう「ラバーズ・キス」を十数年ぶりに引っ張り出してきて読み直す。これも高校生ネタで、垂涎ものだ。そういえば、集英社コバルトシリーズの作家になろうとマジで思っていた頃がぼくにもあったことを思い出して、ちょっと恥ずかしくなった。