都内ではあまりみかけなくなった対面販売のたばこ屋さん。70年代にはいわゆる看板娘がちょこんと座って対応してくれたたばこ屋さんがまだまだたくさんありました。そんな全国のたばこ屋さんの店先を写真に記録してきた方がおられます。たばこ店向けの情報誌を編集されていた飯田鋭三さんで、その膨大な写真からその一部を紹介し、たばこ屋さんの想い出と共に綴った『たばこ屋さん繁盛記』が出版されました。自動販売機のない時代、たばこ店の娘さんからたばこを買って、さっそくその娘さんに火をつけてもらって一服、なんていう楽しい写真など、なつかしい光景が満載です。また、タバコ(植物)を求めて、長短あわせて40回、述べ1030日を超える海外調査をされてきたたばこの研究者・川床邦夫さんが『世界たばこ紀行』を出版されました。タバコの故郷である南アメリカを出発点として、カリブ海諸国、メソアメリカ、北アメリカ、オセアニア、アフリカ、ヨーロッパ、中東とシルクロードを経て、アジアにたどりつく。タバコを求めて、たばこと共に歩む世界一周の旅です。いずれもTASC叢書。 たばこ屋さん繁盛記?江戸から平成まで
世界たばこ紀行