BERGへ。中学のポン友である小沢君、桑山君と数年ぶりに会う。小沢君は新宿のTAKASHIMAYAのリニューアルが一段落してやっと時間がとれたとやってきた。彼は、インタリアデザイナーであり、また池尻大橋のタイ式マッサージの店NAAMのオーナー(奥さんと共同経営)でもある。桑山君は、映画のプロデューサー。昨年から撮影に入っている後藤俊夫監督作品『BEAUTY』で再びロケ地長野へ行くという。じつは、彼には、僕の授業で一度しゃべってもらおうと思っていて、連絡をしたのだった。しょんべん横丁の大黒屋へ移動。いつものことながら、話は昔話に。高校一年の夏のことだ。中学を卒業して高校が変わってもよく会っていたぼくたちは、もうひとり大塚君を加えて、大阪の親戚のうちに二泊三日の小旅行をした。時は70年、そう万博見学に行ったのだ。アメリカ館の月の石は見ずに、三菱未来館の四谷シモン作のマグリット人形とそのまったりとした空間に驚いたり、ニュージーランド館や地方自治体館といったハズしたところばかりを見て回ったぼくたち。その後の人生がすでに暗示されているような選択。ぼくたちは、はじめてホルモン焼きをごぢそうになり、銭湯の電気風呂にびっくりしたり。いやはや愉しい旅でした。大阪のあのディープな雰囲気がやみつきになり、奇妙きてれつなイベントをみると血が騒ぐのも、たぶんあの万博見学のおかげだと思う。 若い時の体験が、結局今の自分をつくっているのだなと実感した一夜でした。