某大学院の前期最終講義。本来は先週で終了の予定だったが休講したため、補講期間中の1日を最終日にした。前回に続いて地域活性化策としてのコンテンツづくりということで、『C&L』のネタを交えて話す。約3カ月間の集中講義。エンターテイメントとは何かから始めて、「消費社会」、「あそび」、「表象文化」、「データベース消費」、「テーマパーク」、「コンテンツ・ビジネス」、「映像・音楽・プリント・メディア」、「萌え」市場、そして、地域産業論へ。かなり大雑把ではあったし、シラバス通りにはぜんぜんいかなかったが、やりたいことはできたように思う。肝心のビジネス論への展開が弱く、文化論になってしまったことが悔やまれる。まぁ、はじめての試みだったし、こんなもんかなとは内心思っているけれど。マーケットを切り開いていくためには、なにごとであれ新しいモデルが必要。それをどう案出し構築していくか、編集においても事情は同じだろう。エディトリアル・プランニングの世界にも新たなビジネス・モデルが求められている。初心にかえって、自らの仕事に活かしていこう、と新たな決意に燃えるぼくでした。