仙川のTAM(東京アートミュージアム)で、「二つの山」展を見る。今回は、スイス人作家・パルタザール・ブルクハルトの展覧会。世界遺産の熊野と高野山を撮影したもの。日本の山の内包する「信仰」、「神秘」をダイナミックに表現したという。確かに、神々しい。が、何かピンとこない。作家には申し訳ないが、写真作品より、安藤忠雄の建築の方に眼がいってしまった。そう、TAMは仙川で続けているプロジェクトの一つなのだ。外観も美しいのだが、展示空間が気に入った。とくに階段を上りきったところ、内部に突き出した2階部分がある。それは、吹き抜けの展示物を見るためだけにつくられたような場所。ちょうどブルクハルトの大きな縦長の滝の写真を真正面から見れるようになっている。滝を見ながら、結局、僕の心の眼は、ずっと自分の立っている建築物にそそがれていたことを素直に告白しよう。早く、第二部の畠山直哉さんの新作が見たい!!だって、ポスターからしてすごいんだもん。
「二つの山」展