ウルちゃん(飼い猫)の入院している病院に寄る。彼女は、ほほに膿みがたまり、まるでお岩さんのようになっていた。先生が抱いて連れてきた。左の耳の下からほほにかけて、皮膚の下の赤い組織があらわになった状態。膿みを出すために削ったのだそうだ。毛の生えている皮膚の内側の組織がぶら下がっていたり、膿みがジトジトと出てきたり、かなり悲惨な状態になっている。膿みのせいかすごく臭いし。先生曰く、一日に数回膿みをとっている。外見的には損傷がひどく見えるが、本人的にはパンパンに腫れあがっていた時より、はるかに楽になっているとのこと。歯槽のう漏が悪化し骨髄までいっている。骨の中の膿みもとらざるをえないだろう。そのためには、ここまでめくれてしまっているとかえって切開しやすい。麻酔をかけての手術はリスクが高い。とりあえずは、このままの状態で切開できるからこれはチャンスなのだという。このままもう少し入院させて膿みを取りましょうとのこと。母の愛犬が亡くなったり、猫が死にかけたり、動物とはいえ「いのち」を直接感ずることが多い毎日。ゾーエー/ビオスが、ますますみじかに思えてきた。