『City&Life』の全ページのゲラがあがる。ぼくの執筆したディジョンのルポ記事が面白くない。ファクトはファクトとして書くとしても、ニュアンスというものがにじみ出ていないとつまらない。そう、そのニュアンスがぜんぜん感じられないのだ。同行した編集者のS嬢のレンヌのルポ記事は、ぼくのと比べるとはるかによく書けている。とにかく読んで面白い。やはり、これからは取材旅行は、アテンドとカメラマンに徹することにしよう。でも、なんでみなさん、あんなにうまく書けるんだろう。