『TASCマンスリー』2018年11月号が発行になりましたのでお知らせします。

『TASCマンスリー』2018年11月号が発行になりましたのでお知らせします。
なお『TASCマンスリー』は、『談』の発行元である公益財団法人たばこ総合研究センターの機関誌(月刊)です。購読等のお問い合わせは右のメールアドレスまで→info@tasc.or.jp

2018年11月号No.515
表紙 嗜好品を嗜む…80
久住昌之 切り絵・文
『辛いもの好きは、若い証拠?』
Contents
[随想]貧者の牝牛……槇原 茂
[新舞台言葉の花]「河内山の線香立て」……渡辺 保
[TASCサロン] なぜ私たちは見つめ合うことを避けるようになったのか……大浦康介
[特別シリーズ AI農業……神成淳司
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『談』no.113号が11月1日全国書店にて発売になります。

『談』no.113号が11月1日全国書店にて発売になります。
書店販売に先立ち、一足先に『談』ウェブサイトでは、各インタビュー者のアブストラクトとeditor's noteを公開しました。
右のメニューバーの最新号、no.113号の表紙をクリックしてください。

感情には、一つの特殊な性質があり、この性質によって気分や知覚から区別されます。すなわち、感情を惹き起こす原因となるものがなんであるとしても、感情がこころに生じるためには、感情の原因となる事柄が「私」のありかたとの関連においてその都度あらかじめ把握されていなければならないからです。哲学者の清水真木氏によれば、ここが感情を知覚や気分から区別する重要な要点で、感情とは、「私とは何か」を教えてくれるものであり、「私とは何者か」という問いに対する答えは、感情として与えられるというところに大きな特徴があるというのです。感情それ自体が両義性の賜物なのでしょう。
発達心理学者ヴィゴツキーは、知的発達のダイナミズムを最近接領域と捉えました。今まさに成熟しつつある機能のことであり、未完了の発達水準を示しています。感情とは何か。それは、「私」という存在の最近接領域であり、「生」が始まる場のことです。感情を感情その自体として把握すること。感情生成論の誕生です。

・〈赤ちゃん学と感情〉
感情の誕生…赤ちゃんはいつから感情をもつようになるのか
板倉昭二氏(京都大学大学院文学研究科教授、専門は発達科学)

近年の赤ちゃん学は、赤ちゃんの知られざる能力をさまざまな方法で明らかにしてきました。赤ちゃんは、物理的法則に基づいた知識をもっており、物理的な推論を行うこともわかってきました。また、ヒトが発する信号に対して高い感受性をもっていることもわかってきました。赤ちゃんは、最初の誕生日を迎えるまでには、他者の感情情報を読み取り、自分の行動を調整できるようになるといいます。また、基本的な良いおこない悪いおこないもなんとなくはわかっているようです。さらには、他者が適切に反応してくれる社会的パートナーかどうかも検知しており、他者と注意を共有しようとする能力もみられるといいます。
では、赤ちゃんはどのように感情を表出するのでしょうか。また、どのように感情を理解するの手出しょうか。赤ちゃんの感情生成について、赤ちゃん学の最新理論を踏まえ考察します。

・〈脳と感情〉
感情はどこにあるのか…二つの脳から考える
渡辺正峰氏(東京大学大学院工学系研究科准教授、ドイツ・マックス・ブランク研究所客員研究員。専門は脳科学)

生物の脳には何らかの自然則によって意識が生じているようです。では機械に意識はあるのでしょうか。それを身をもって検証しようというのが渡辺正峰氏です。分離脳という考え方があります。右脳と左脳が切断された時、二つの意識が生じているといいます。この知見から、われわれの意識は、普段は右脳と左脳の統合によって生み出されているというのです。このことから、次のような実験の可能性が考えられます。左右の脳を外科的に分離し、片方はそのままに、もう片方を電算機に接続する。その時、電算機=機械の脳の見ている世界が見えるはずで、それはまさに機械の意識を認知したことになるのではないかと。また同様に、それは人間の脳では意識はどのように立ち上がるのかを明らかにもしてくれるのではないかと。
分離脳というアイデアが提供する意識の世界、そしてその先にある感情の世界に、脳科学はどのような知見を得ることができるでしょうか。

・〈感情の哲学〉
感情と情動…自己が自己を物語る時
信原幸弘氏(東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は科学哲学、心の哲学)

『情動の哲学入門』で、あえて「感情」を使わず「情動」という言葉を使うのは、情動という言葉には、無数の名もなき情動たちが含まれているからだと著者・信原幸宏氏は言います。世界の価値的なあり方を身体的に感じ取る心の状態をすべて包摂するために、意識的に心に感じる状態だけを意味する「感情」では十分に言い表せないというのです。
自己物語、すなわち自分で語る自分の人生の物語について、情動はそれに欠かせない重要な役割を担っています。われわれは情動の力で自己物語を紡ぎ出しながら、その物語を生きていく。われわれは、自分の情動能力の範囲内で可能な自己物語を生きるしかありません。たとえそれがフィクション化を伴うとしても、それがわれわれにとって実際に紡ぎだすことのできる最も有意味な物語であり、その物語を生きることがわれわれにとって実際に営むことができる最も豊かな生なのだと信原氏は言います。
自己が自己を物語る生きる場としての自己について、それと深くかかわる情動(感情)との関連から考察します。

『TASCマンスリー』2018年10月号が発行になりましたのでお知らせします。

『TASCマンスリー』2018年10月号が発行になりましたのでお知らせします。
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2018年10月号No.514
表紙 嗜好品を嗜む…79
久住昌之 切り絵・文
『舞台上の食べ物』
Contents
[随想]ポリネシア人、ラグビーの申し子のごとき人たち……片山一道
[新舞台言葉の花]「評伝 鶴屋南北」……渡辺 保
[TASCサロン] 対立や葛藤から未来への変化を生み出す
―戦略的コンフリクト変容への招待……石原明子
[特別シリーズ 情報テクノロジーの進展がもたらす近未来社会の姿を考える]
すまいまわりのIoTに係わる三つの課題……野城智也
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『TASCマンスリー』2018年09月号が発行になりましたのでお知らせします。

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2018年09月号No.513
表紙 嗜好品を嗜む…78
久住昌之 切り絵・文
『サングラスはオシャレ?』
Contents
[随想]現代社会とキャリア教育……小泉令三
[新舞台言葉の花]「シガレット・バー」……渡辺 保
[TASCサロン] 人と言葉とその外側……柏端達也
[特別シリーズ 情報テクノロジーの進展がもたらす近未来社会の姿を考える]
ビッグデータ、AI時代に独占禁止法はどう立ち向かうか。……林秀弥
[特別寄稿] 歴史と文化のなかの嗜好品……高田公理

ちなみに、今回の表紙切り絵のモデルは久住画伯のご子息とのことです。

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『TASCマンスリー』2018年08月号が発行になりましたのでお知らせします。

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2018年08月号No.512
表紙 嗜好品を嗜む…77
久住昌之 切り絵・文
『ピアノへの憧憬』
Contents
[随想]家庭の中の出来合いの味……阿古真理
[新舞台言葉の花]「印籠」……渡辺 保
[TASCサロン] 非人間化―人として尊重しないこと―をめぐって……唐沢かおり
[特別シリーズ 情報テクノロジーの進展がもたらす近未来社会の姿を考える]
人工知能(AI)時代に、企業は、何をすべきか?……武藤佳恭IMG_3442

『TASCマンスリー』2018年07月号が発行になりましたのでお知らせします。

『TASCマンスリー』2018年07月号が発行になりましたのでお知らせします。
なお『TASCマンスリー』は、『談』の発行元である公益財団法人たばこ総合研究センター
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2018年07月号No.511

表紙 嗜好品を嗜む…76
久住昌之 切り絵・文
『陶器の絵付けが面白い』

Contents
[随想]昆虫はすごい……本川達雄
[新舞台言葉の花]紙巻煙草……渡辺 保
[TASCサロン] アンチエイジング最前線:糖化ストレスとその対策……米井嘉一
[特別シリーズ 情報テクノロジーの進展がもたらす近未来社会の姿を考える]
AIネットワーク化の恵沢とリスク……福田雅樹
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「感情強要社会」が7月1日全国書店にて発売になります。

「感情強要社会」が7月1日全国書店にて発売になります。
書店販売に先立ち、一足先に『談』ウェブサイトでは、各インタビュー者のアブストラクトとeditor's noteを公開しました。
右のメニューバーの最新号、no.112号の表紙をクリックしてください。

日常生活のさまざまなシーンにおいて、理性よりも感情に訴える主張が目に付く。たとえば、SNSの炎上や職場での過剰なサービス精神の強要、あるいは選挙で感情的に訴える候補者たち…。国家や企業、共同体が手を変え品を変え巧妙にかつ周到に感情的な共感を引き出し、献身や購買といったかたちで人々を動員しているのが現代社会だ。いまこそ、この状況を正確に捉え、感情に操られないためのリテラシーを構築することが必要ではないか。理性/感情の対立という構図をいったんタブラサ(白紙還元)することから始めよう。

●〈感情と自己欺瞞〉
「自分のつくウソに喜んで騙される私とはどういう人なのか」
堀内進之介氏 首都大学東京客員研究員、現代位相研究所首席研究員
自分の理性の不十分さや意志の弱さに付け込まれ、あるいは感情への期待を逆手にとられ、国家や会社や共同体に都合よく動員されてしまう。だまされていることに気づきながらも、もっともらしい理由をつけて納得しようとする。理性より感情を重視する思潮にあって、こうした感情の負の側面にこそ注視する必要がある。あらためて「冷静に考える」ための条件や環境を整えることの重要性について考察する。

●〈キャラ化とイツメンの世界〉
「つながり過剰症候群…ともだち探しという明るい地獄」
土井隆義氏 筑波大学人文社会系教授(社会学)
決して周囲から突出してはならず、協調しあいながら摩擦を避け、仲良し関係を営み続けなければならない。そういった過剰な同調圧力こそ、今日のいじめの根底に潜んでいるものだと土井氏は言う。同調圧力、すなわち過剰なつながりへの拘りを、感情の強要とのかかわりから分析する。

●〈暴走する現代の世間〉
「やさしい世間はどこにある?…〈空気読め〉の構造からの脱却」
佐藤直樹氏 九州工業大学名誉教授・現代評論家
伝統的な人的関係である「世間」は、日本独自のものだが、明治以降の近代化、すなわち西欧化の進展によって、いずれ解体・消滅すると考えられてきた。ところが、1990年代末ぐらいから、この「世間」が逆に暴走し、凶暴化し始めていると「日本世間学会」を設立した一人である佐藤氏は言う。なぜ、今、「世間」が暴走・凶暴化するのか。ポジティブ感情、ネガティブ感情の交差からその正体に迫る。
ただ今、amazonで予約販売中。

談no.112 感情強要社会
堀内 進之介
水曜社
2018-07-01






『TASCマンスリー』2018年06月号が発行になりましたのでお知らせします

『TASCマンスリー』2018年06月号が発行になりましたのでお知らせします。
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2018年06月号No.510表紙 嗜好品を嗜む…75
久住昌之 切り絵・文
『空気も嗜好品』
Contents
[随想]和菓子の今昔……青木直己
[新舞台言葉の花]脇役の名人……渡辺 保
[TASCサロン] 可愛い子には旅をさせよう
―タイのフィールド・スタディで成長した女子大生たち……堀 芳枝
[特別シリーズ 情報テクノロジーの進展がもたらす近未来社会の姿を考える]
人間はロボットよりも幸せか……前野隆司

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『TASCマンスリー』2018年05月号が発行になりましたのでお知らせします

『TASCマンスリー』2018年05月号が発行になりましたのでお知らせします。
なお『TASCマンスリー』は、『談』の発行元である公益財団法人たばこ総合研究センター
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2018年05月号No.509表紙 嗜好品を嗜む…74
久住昌之 切り絵・文
『カツラはもともと嗜好品である』
Contents
[随想]銀座のいき……尼ヶ崎 彬
[新舞台言葉の花]襲名ばやり……渡辺 保
[TASCサロン] 明治の「食」の三偉人岸田吟香・木村荘平・岩谷松平……畑中三応子
[特別シリーズ 情報テクノロジーの進展がもたらす近未来社会の姿を考える]
AIの来し方ゆく末……西垣 通

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『TASCマンスリー』2018年04月号が発行になりましたのでお知らせします。

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2018年04月号No.508
表紙 嗜好品を嗜む…73
久住昌之 切り絵・文
『ウクレレの人』
Contents
[随想]最近の映画事情……野村正昭
[新舞台言葉の花]「笑い薬」……渡辺 保
[TASCサロン] アダム・スミスに学ぶ現代社会の歩み方……小川仁志
[特別シリーズ 情報テクノロジーの進展がもたらす近未来社会の姿を考える]
情報社会は人間を幸せにする社会なのか……田畑暁生

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『談』とは
 
●最新号

No.113
感情生成…生の始まり
 
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No.93以前のバックナンバーにつきましては、アルシーヴ社(03- 5779-8356)に問い合わせください。

No.112
感情強要社会
 

No.111
意志と意志の外にあるもの…中動態・ナッジ・錯覚
 

No.110
幸福の空間戦略…地域再生〈新〉論

No.109
〈ポスト真実〉時代のメディア・知性・歴史
 
 
●別冊

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