『TASCマンスリー』2020年9月号が発行になりました

『TASCマンスリー』2020年9月号が発行になりましたのでお知らせします。
なお『TASCマンスリー』は、『談』の発行元である公益財団法人たばこ総合研究センターの機関誌(月刊)です。購読等のお問い合わせは右のメールアドレスまで→info@tasc.or.jp

2020年9月号 no.537
表紙 嗜好品を嗜む…102
久住昌之 切絵・文
『ライブの意味』

Contents
[随想]カラッポの美学―手放すこと・その前・その後……古谷嘉章
[映画と嗜好品 食して、ふかして、飲みほして]聖なる酔っぱらいの伝説……野村正昭
[TASCサロン]AIによる紛争解決支援……平田勇人

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『談』no.118号が8月28日(金)に全国書店にて発売になります。

書店販売に先立ち、一足先に『談』ウェブサイトでは、各インタビュー者のアブストラクトとeditor’s noteを公開します。
右のメニューバーの最新号、no118号の表紙をクリックしてください。

人間以後の「人間の条件」を考える
人間以後の〈人間〉、もしくはポストヒューマニティ  。「超人類」という言葉と共に登場したこの言葉を昨今よく耳にするようになりました。一見センセーショナルにも聞こえますが、その含意は、いたって真っ当です。高度の情報技術によって人間が有限性を超越する可能性を多幸症的に思い描くことでもなければ、逆に、生命科学による介入が人間性を脅かすといたずらに警告することでもありません。『ポストヒューマン  新しい人文学に向けて』(フィルムアート社)の著者R・ブライドッティによれば、「ポストヒューマニティ」は人間という存在をこれまで規定してきた諸前提、すなわち西洋、白人、男性中心主義的な人間観を厳しく批判するための概念であり、いささかも気を衒った言辞ではないと言っています。現代のグローバルな地政学的状況のもとでは、そうしたこれまでの人間理解を破棄し、新たな視点から描き直す必要がある。まさにそのための概念が「人間以後の〈人間〉」であり「ポストヒューマニティ」だというのです。
『談』は、これから3回にわたって「人間以後の〈人間〉」もしくは「ポストヒューマニティ」について特集します。今号はその第1回「成熟の年齢」です。

〈未成熟な大人〉
「ある日気がついたら前より少し大人になっていた」という他ないような経験が成熟であり、その意味で成熟は、回顧的・事後的発見というプロセスをたどるものです。成熟には、ある種の困難さがつきまとう。けれども、まさにそれこそが成熟というものの本質であり、それゆえにあえて困難な成熟の道を選ぶ必要があるというのです。あえて困難な成熟の道を選ぶこと。それはいかにして可能か。『困難な成熟』の著者内田樹氏が論じます。

〈ライフ・ヒストリー・ストラテジーから成熟を捉える〉
ヒトは他の動物に比べて離乳は早いけれど、大人としてのからだができあがるのは著しく遅いうえに、社会的な技術を習得するのにも長い時間がかかる生きものなのです 。一筋縄では理解できない生きものであるヒトにとって、成熟とはどういう意味をもつのでしょうか。自然人類学、行動生物学の研究者、総合研究大学院大学学長・長谷川眞理子氏が考察します。

〈複数種的視点からみた成熟〉
マルチスピーシーズ民族誌/人類学は、人間と特定の他種との3+n者の「絡まり合い」とともに、複数種が「ともに生きる」ことを強調します。人間中心主義的視点から脱して、マルチスピーシーズ民族誌/人類学の視点に立つと、人間を含めた生きものの成長および成熟は、どのように捉えられるのでしょうか。立教大学異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科教授でマルチスピーシーズ民族誌/人類学を研究する奥野克巳氏が検討します。
写真家・新井卓の撮り下ろし最新作「路上で」を同時掲載。

『TASCマンスリー』2020年8月号が発行になりました

『TASCマンスリー』2020年8月号が発行になりましたのでお知らせします。
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2020年8月号 no.536
表紙 嗜好品を嗜む…101
久住昌之 切絵・文
『髪の毛を嗜好品にする』

Contents
[随想]会社員が消える働き方の未来図……古谷嘉章
[映画と嗜好品 食して、ふかして、飲みほして]ムッソリーニとお茶を……野村正昭
[TASCサロン]日本演劇におけるトランスジェンダー……吉田弥生

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『TASCマンスリー』2020年7月号が発行になりました

『TASCマンスリー』2020年7月号が発行になりましたのでお知らせします。
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2020年7月号 no.535
表紙 嗜好品を嗜む…100
久住昌之 切絵・文
『自粛と嗜好品』

Contents
[随想]見えないモノを可視化する……古谷嘉章
[映画と嗜好品 食して、ふかして、飲みほして]日日是好日……野村正昭
[TASCサロン]フロイト心理学に学ぶ人生後半の生き方……所正文

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『TASCマンスリー』2020年6月号が発行になりました

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2020年6月号 no.534
表紙 嗜好品を嗜む…99
久住昌之 切絵・文
『仕事場で飲む酒』

Contents
[随想]モスト――オーストリア国境の村のリンゴ・ワイン……森 明子
[映画と嗜好品 食して、ふかして、飲みほして]
チャーリーとチョコレート工場……野村正昭
[TASCサロン]50歳からの人生術……保坂 隆

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『TASCマンスリー』2020年5月号が発行になりました

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2020年4月号 no.533
表紙 嗜好品を嗜む…98
久住昌之 切絵・文
『まつ毛も今や嗜好品か』

Contents
[随想]オフグリッドな生き方……高野雅夫
[映画と嗜好品 食して、ふかして、飲みほして]コーヒー&シガレッツ……野村正昭
[TASCサロン]エビデンスが重要視される時代の医師の役割とは何か……磯野真穂

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『TASCマンスリー』2020年4月号が発行になりました

『TASCマンスリー』2020年4月号が発行になりましたのでお知らせします。
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2020年4月号 no.532
表紙 嗜好品を嗜む…97
久住昌之 切絵・文
『嗜好品としての蕎麦』

Contents
[随想]宙吊りにされた食べものたち……三浦哲哉
[映画と嗜好品 食して、ふかして、飲みほして]さらば友よ……野村正昭
[TASCサロン]ネパールの「食べる酒」と「酔う酒」……砂野 唯

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『TASCマンスリー』2020年3月号が発行になりました

『TASCマンスリー』2020年3月号が発行になりましたのでお知らせします。
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2020年3月号 no.531
表紙 嗜好品を嗜む…96
久住昌之 切絵・文
『コンタクトレンズは嗜好品を目指す』

Contents
[随想]ハバナの顔……港 千尋
[TASCサロン]アジールの変容と近世駆込寺の機能……佐藤孝之
[特別寄稿]嗜好品と文学―― コーヒー沸かしが注いだ恋は……雑賀恵子

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『談』no.117号が3月1日に全国書店にて発売になります。

書店販売に先立ち、一足先に『談』ウェブサイトでは、各インタビュー者のアブストラクトとeditor's noteを公開しました。
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no.115より始まったシリーズ企画「虚、擬、戯」の最終回。最新物理学が解く虚、擬、戯の世界。
量子力学の世界には、神に比せられる普遍的な観察者は存在しません。であるとすれば、量子力学的な態度のなかには、個別性への関心が支配的であって、普遍性への志向は失われているのか、といえば、事態はまったく逆です。たとえば、量子力学的な観察を通じて、われわれは粒子としての物質を捉えることになります。しかし、われわれはそれがすべてではないことをすでに知っています。つまり、波動としての半面を知っているのです。観察者を通じて、「このX」を捉えた時、われわれは同時に、「このX以上の何か」「このX以外の何か」を直感します。このように、単一性についての体験のなかに常に随伴する、「これですべてではない」「これ以上の何かがある」という残余の感覚をもつ。このことが、普遍性への通路となる、と社会学者・大澤真幸氏は言います。
量子力学にあっては、真空でさえも単なる無ではない。真空もまた、「それ以上の何か」であって、そこでは、ゆらぎを通じて物質が出現したり、消滅したりを繰り返している。これと対応することを、われわれは、親しい〈他者〉が亡くなった時に体験します。この部屋には、もう彼/彼女はいない(真空)。ただ、彼/彼女が使っていたシャープペンシルやベッドがある。この時、ますますわれわれは、彼/彼女の現前を感じ取ってしまう。無に対する残余として、〈他者〉の実在をむしろ強く感覚するのです。
虚、擬、戯とは、ここでいう残余の感覚に他なりません。時間もしくは因果(法則)には、この残余の感覚、すなわち、虚、擬、戯として表出するいわば「このX以上の何か」が漏れ出ているのです。そして、「このX以上の何か」が漏れ出ていることによって、人間界の秩序は維持されています。「虚、擬、戯」は、その意味で普遍性の通路となっている。因果論を凝視する意味も、ここにあるのです。

〈時間とは何か〉
時間は巨大な構造物の一部にすぎない…最新物理学から〈時〉の正体に迫る
松浦壮(慶應義塾大学商学部 自然科学研究教育センター教授。専門は、素粒子物理学、超対称性、超弦理論、格子理論)
人間は、心臓なら心臓、皮膚なら皮膚というように、からだを構成するさまざまな部分が、それぞれ固有の役割を果たすことで命をつないでいる。その一方でからだをつくるあらゆる細胞は同じDNAを共有している。このDNAは、ひとつの受精卵に由来していて、発生の過程で、その細胞がからだのどこにあるかによって役割が固定される。最初から役割が決まっているわけではない。iPS細胞も、細胞の固定化された役割がリセットされて、あらゆる細胞に分化する能力を取り戻せるという点が注目されたのだ。物理学の最前線では、時間・空間・物質・力のすべてに共通するDNAに、今まさに触れようとしているのであって、このDNAこそが時間の正体なのだ。
時間とは何か、という問いの果てに見出したのは、時間が、空間・物質・力を含む巨大な構造物の一部であるという事実である。時間は独立した概念ではなく、時計に代表されるような指標(基準)でもない。時間は、「時空」・「重力」・「量子場」と刻まれた建造物を絶妙につなぐ要石であり、その建造物もさらに巨大な構築物の一部にすぎないのだ。最新物理学が探り出した時間の正体とは。

〈時間は存在しない〉
なぜ、〈時の流れは存在しない〉に至ったか…解題『時間は存在しない』
吉田伸夫(東海大学と明海大学での勤務を経て、現在、サイエンスライター。専攻は、素粒子論〈量子色力学〉)

カルロ・ロヴェッリは、物理学の最前線でループ量子重力理論を主導する物理学者ですが、昨年翻訳された『時間は存在しない』は、ループ量子重力理論に基づいて、「時間や空間が根源的ではない」という驚嘆すべき見解を発表し、世界に衝撃を与えました。ロヴェッリによれば、この世界の根源にあるのは、時間・空間に先立つネットワークであり、そこに時間の流れは存在しません。にもかかわらず、人間には、過去から未来に向かう時間の流れが当たり前の事実のように感じられるのはなぜでしょうか。時間が経過するという内的な感覚が、未来によらず過去だけにかかわる記憶の時間的非対称性に由来し、記憶とは中枢神経系におけるシナプス結合の形成と消滅という物質的なプロセスが生み出したものだというのです。過去の記憶だけが存在するのは、このプロセスがエントロピー増大の法則に従うことの直接的な帰結だとロヴェッリは論じます。現時点での時間論の最新理論である『時間は存在しない』を解題しながら、量子力学が捉えた時間の謎に迫ります。

〈時間とエピステーメー〉
量子力学が暗示する〈無知の神〉…時間と社会
大澤真幸(社会学者。専門は比較社会学、社会システム論)

量子力学が現代社会を理解し、未来社会を構想するための基本的な指針を与えるような、政治的・倫理的な含意を宿していると社会学者・大澤真幸氏が主張した時、社会学に関心をもつ多くの人は、一瞬その耳を疑ったものだ。高度に抽象的で浮世離れした物理学の基礎理論である量子力学が、なぜゆえに世俗的で生臭い人間社会の政治的イデオロギーや倫理的な価値と関連しているなどと言えるのであろうか。大澤氏は言う。「量子力学という途轍もない神秘の深淵が、同時代の他の知や実践のなかにも同様に萌(きざ)していた謎  それらの知や実践の当事者すらも意識していなかった謎  を、増幅してみせる」からだと。
その倫理的・政治的な意味は、「神」のあり方に託して予告することができる。かつて神は、全知であるとされていた。全知であることは、神の本質的な属性であった。近代の科学は、人間がかつて神に帰せられていた全知へと漸近しようとする不遜な試みとみなすことができるだろう。ところが、量子力学が到り着く場所は、そうした不遜な試みが目指していたものとまったく逆の地点であった。量子力学が暗示しているのは、無知の神、無知である限りで存在する神、したがって神性の根本的な否定であるような神という逆説だった。量子力学という鏡が映し出した神とは、未来の社会とは。
写真家・新井卓の撮り下ろし最新作「重力の虹」を同時掲載。

『TASCマンスリー』2020年2月号が発行になりました

『TASCマンスリー』2020年2月号が発行になりましたのでお知らせします。
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2020年2月号 no.530
表紙 嗜好品を嗜む…95
久住昌之 切絵・文
『全ての街のバーで』

Contents
[随想]自ら醸して自ら呑む ― 雑穀の酒……落合雪野
[新舞台言葉の花]百足煙草……渡辺 保
[TASCサロン]食からアメリカを変革する―― ポストトランプ時代を読む
……鈴木 透

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因果論の戯れ
 

No.116
ゼロ度の隔たり……ガラス・イメージ論
 

No.115
新虚実皮膜論…アウラの消滅/再生
 

No.114
感情身体論
 
 
 
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