映画は核、原子力をどう描いたか。

サイエンスライター斉藤勝司さんと粥川準二さん(『談』no.74でインタビュー)のお二人が古今東西のさまざまな映画を紹介しながら、ネタ元になっている科学技術について紹介するという内容で、昨年サイエンス・アゴラで好評だった続編。次世代エネルギーについても語り合います。前回行きそこなったので、今回こそ行こうかな。
「映画で語るサイエンス Vol.3 映画が描いた核・原子力、そして・・・。」日時:2/12(日)14:15〜16:00
会場:ルノアール新宿3丁目ビッグスビル店会議室4

ゲームが未来を救くうか!? 今、注目のゲーミフィケーションの世界

「タンパク質の構造解析をゲームで解明」、つい最近、新聞にこんな見出しが躍りました。科学者が10年以上解けなかったエイズ治療のカギを握る酵素の構造を、ゲーム化することで3週間で解明されてしまったからです。ゲームの手法やノウハウを“ゲーム以外”の分野に活用していこうという動きが、今、急速に拡がっています。その名も“ゲーミフィケーション”。突然ですが、本日(25日)放映のNHK「クローズアップ現代」で、この「ゲーミフィケーション」が紹介されます。番組ゲストは『談』no.84に登場された、濱野智史さんです。ぜひご覧あれ。
NHK番組案内より。
若者の車離れにあえぐ自動車業界では、運転技術を採点し、ドライバー同士で競わせる機能を搭載した新型車が登場。ゲーム的な手法の導入は、外食・旅行・小売りなど他の業種にも拡大し、2014年には世界のグローバル企業の70%以上にのぼるという予測もある。更に、米国ではタンパク質の構造解析をゲーム化することで、科学者が10年以上解けなかったエイズ治療のカギを握る酵素の構造を3週間で解明。食糧危機やエネルギー問題などを解決するアイデアを競わせるゲームを通じて、人類が直面する課題の克服に役立てていこうという試みも始まっている。広がる“ゲーミフィケーション”の世界を検証する。

「空き家バンクツアー」をのぞいてきました。

全国で急増する空き家。その対策に、国や自治体は、頭を悩ませていますが、この問題に真正面から向き合い、いち早く取り組んでいるところがあります。NPO法人尾道空き家再生プロジェクトが立ち上げた「空き家バンク」がそれ。「空き家バンク」とは、空き家の大家さんと住まい手をマッチングする仕組みのこと。尾道は、坂の町として、今や人気の観光スポット。小道と石段が複雑に交差し、歴史ある仏閣も数多く点在。町歩きを楽しむ人が後を絶ちません。とはいえ、住み暮らす場所としてみると坂が多いだけでなく、クルマは入れないし建て替えも用意ではない、とくに高齢者には少しきつい場所であることも事実です。そんなことから、とくに斜面地は、近年空き家が目立ってきたのです。一方、細街路が作り出す路地空間や古い建物にむしろ魅力を感じ、移住を希望する若者たちがあらわれました。満を持して、登場したのが「空き家バンク」。買い手や借り手がいない空き家をかかえて悩んでいたオーナーさん。また、買いたくても借りたくてもどんな物件があるのかもわからず悩んでいたユーザーさん。簡単に言えば、その間をとりもつのが「空き家バンク」です。昨日は、尾道空き家再生プロジェクトが、そうした空き家をまとめて見て歩こうという、恒例の「空き家バンクツアー」。その様子を、『city&life』を一緒に編集している斎藤夕子さんと取材してきました。詳細は3月末発行の『city&life』no.103に掲載予定。乞うご期待。

ステキ度200%の本たち

朝日出版社第五編集部の綾女さんから新シリーズの2冊を贈呈いただきました。津田大介著『アイデアリンク01 情報の呼吸法』とグリーンズ編著『アイデアリンク02 ソーシャルデザイン』。どんな本かというと…『情報の呼吸法』は、コミュニケーション革命の時代に、どのように情報を入手し、発信し、行動すればいいか?20万人弱のフォロワーを抱え、メディアの最前線に立つ著者が体験を交え技術を明かすもの。また、『ソーシャルデザイン』は、おばあちゃんを元気にするニットブランド、街を賑わす「うわさ」の貼り紙……街づくり、子育て、エネルギーまで。月間読者12万人のウェブマガジンが伝説のアイデアを世界中から紹介したもの。(いずれも朝日出版社の紹介文から)面白いのはいうまでもありませんが、何より装丁のしゃれていること! 帯なしというか表紙カバーが帯のようなつくり。表紙・本文共に同じ色紙を使用。思わず「カワイイ」と叫びたくなるステキ度200%の本です。

情報の呼吸法 (アイデアインク)
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ソーシャルデザイン (アイデアインク)
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なんて素敵にジャパネスク、京町家の再生事業を拝見。

町家や長屋を再生し、地域固有の伝統的な景観を継承し、その景観と共にあった地域文化を取り戻そうという活動が広がっています。『city&life』の特集は、「時間に暮らす」。これまで「空間志向」一本やりで突き進んできた建築潮流に「時間志向」を導入しようという特集趣旨のもと、町家、長屋の再生を取り上げます。昨日は、京町家を中心に町家、長屋の再生事業を研究する京都府立大学生活環境科学研究科准教授・宗田好史さんにお話を伺いました。インタビュアーは、都市文化批評家・渡邉裕之さん。インタビューのあと、実際に自宅(町家)を修復・再生した「京町家友の会」の山田公子さん宅を訪問。その巧みの技術と長く住み続けることで育まれる豊かな暮らしの一端を垣間見させていただきました。

加藤政洋先生より『那覇 戦後の都市復興と歓楽街』のご進呈をいただきました。

『談』no.89で「お茶屋、座貸、ラブホテル・・・空間レンタル業の系譜学」というテーマでお話しいただいた立命館大学文学部准教授・加藤政洋さんより、新刊書『那覇 戦後の都市復興と歓楽街』のご進呈をいただきました。加藤先生の著書にはいつも感銘を受けているのですが、あ〜この本も面白そう。すぐに手を出してしまいそうです。手前に山積みになっている仕事が、どんどん先送りになる……、どうしましょう。
発行元のフォレストは沖縄那覇市の出版社、現時点ではamazonにエントリーしていないようです。本書に関するお問い合わせは→フォレストへ。

稲垣先生から『ボクシングの文化史』のご進呈をいただきました。

談』にたびたびご登場いただいている稲垣正浩さんから、監訳書『ボクシングの文化史』のご進呈をいただきました。稲垣さんによれば、「カシア・ポディ(著者)のこの作品は、古代ギリシアの『オデュッセイア』から現代のマイク・タイソンまで、ボクシングという大河を〈文化史〉というアングルから描き出した、みごとな大作である。珍しい図版もたくさん収集・掲載されていて、それらを眺めていくだけでも垂涎を誘う。加えて、これまでのボクシング叙述に、まったく新しい視点から一石を投じた画期的な作品」とのこと。なにせ600ページにとどく大著、読み終えるには相当な体力が入り用だけど、著者は英米文学、メディア論の専門家。ざっと目を通してみたところ、興味深いトピックスが随所に登場し、初めて目にする図版も多い。喫緊の課題をかかえてう〜う〜いっているこの時に、こんな面白そうな本を贈ってよこすなんて、稲垣先生、罪な人ですわぁ。
ボクシングの文化史
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木本圭子さん、展覧会のお知らせ

『談』no.87で数理学者・津田一郎先生と「自然の内側にあるもの…なぜ、人々は、時間に魅了されるのか」というテーマで対談をされたアーティスト・木本圭子さんの参加する展覧会が開催されます。

タイトル:MEDIA GEIJUTSU  – Flow & Bright –
会期:[ Flow ] 2012年 1月25日(水)〜 2月 7日(火) 14日間
    出展作家(予定):木本圭子《Imaginary Numbers》《多義の森》
             児玉幸子《突き出す、流れる》《モルフォタワー》
    [ Bright ] 2012年 2月10日(金)〜 2月26日(日) 16日間
    出展作家(予定):plaplax、クワクボリョウタ、トーチカ
会場 : EYE OF GYRE / GYRE 3F
    東京都渋谷区神宮前5-10-1 TEL:03-3498-6990


開催趣旨:趣旨 :文化庁メディア芸術祭アート部門を中心に、日本人大賞受賞者にフォーカスした展覧会です。メディア芸術祭は1997年にはじまり、今年15周年を迎えていますが、世界中のメディアアーティスト達から作品が集まる中で、 日本人の大賞受賞者は限られています。世界の中で彼らは何故評価されたのか?本展では彼らの作品を通して、日本人らしいテクノロジーの使い方と、新しい感性によって作り出された表現の数々を紹介します。機能的価値を追求してきた日本から、文化的価値をあわせもった新しい日本の在り方を考えるきっかけになるものです。

「カワイイ」をテーマにした女子力全開のシンポジウム開催か

『tasc monthly』no.412で日本経済新聞編集委員・石鍋仁美さんと「カワイイ共同体―ガールズパワーの深層」というテーマで対談をされたプロジェクトプランナー・真壁智治さんと表参道の事務所にて打ち合わせ。今年上半期に出版予定の書籍にあわせて開催するトークショーのブレスト。真壁さんは、「家を伝える本シリーズ/くうねるところとすむところ」を監修されていて、若手の書ける建築家の発掘に尽力されているが、そのなかから「この人、僕の隠し球」とあげられたのがまだ院生の女性。すでに某設計事務所に席をおいて精力的に仕事もこなしている。そこで、ひらめいた。彼女にも参加してもらう「カワイイ」をテーマにした女子力全開の一大シンポジウム。版元の担当者も「これはいける」と太鼓判。はてさてどうなることやら。おそらく、夏頃の開催になると思うので、期待してください。

聴覚研究者・柏野牧夫氏とノンフィクション作家・最相葉月さんとのトークショー

『談』no.82で、「理性を導く音の快楽」をテーマに、神経生理学者・池谷裕二氏と対談された聴覚研究者・柏野牧夫氏が、来月『空耳の科学〜だまされる耳、聞き分ける脳』(ヤマハミュージックメディア)を上梓されます。刊行を記念して、ノンフィクション作家の最相葉月さんとトークショーがジュンク堂書店 池袋本店で開催されますので、お知らせいたします。

2月9日(木)19:30より
トークショー「空耳の科学−だまされる耳、聞き分ける脳
柏野牧夫(聴覚研究家)×最相葉月(ノンフィクション作家)
お申し込みは池袋本店1Fサービスカウンターまで(電話:03-5956-6111)
入場料はドリンク付き1000円。
当日、会場の4F喫茶受付でお支払いください。特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりませんので、予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願いいたします。(電話:03-5956-6111)
ご案内文より
私たちはみな、まったく異なる音風景を聞いている?! 「視覚は聴覚より優れている」「モーツァルトを聴くと頭が良くなる」——聴覚について一般に言われていることは、どこまで本当? 実は、聴覚にはまだ多くの謎が秘められています。そもそも、私たちの日常生活は、空耳に満ちていると知っていますか? 存在しないはずの音が聞こえる、同じ音が人によって違って聞こえる……。しかし、この空耳こそが、世界を認識するための脳の巧みな戦略でもあるのです。そんな不思議な空耳をデモを使って紹介しつつ、聴覚研究の柏野牧夫先生と『絶対音感』の著者・最相葉月さんが語り合います。
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